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パッシブデザイン ~②日射遮蔽~

新人"めぐみ” の成長日誌~~63日目~~

 

 

 

勝手ながら短編シリーズ化させていただいている、

パッシブデザインについて。

 

 

今日は前回【①断熱、気密、保温】の続きで、

②日射遮蔽について

お話していこうと思います。

 

 

 

夏に涼しく

パッシブデザインをする上で、

日射遮蔽は「夏に涼しく」を基本にしています。

 

愛媛県は比較的寒い東北地方と比べると、

日照時間が長くて日射量も多いので

夏、いかに窓からの日射を遮れるのかが

暑い時期でも涼しくて快適に過ごせるかに

大きく関係してきます。

 

また、射熱をカットできれば、

冷房に使うエネルギーを減らすことができるので

家計にも優しい暮らしに繋がります。

 

 

 

夏、窓からの日射をいかに遮るか

上記でもお話したように、

暑い夏、冷房をガンガン効かせずとも

涼しく快適な暮らしをつかさどるのが、

窓の日射遮蔽です。

 

窓からの日射遮蔽に

あまり力を入れていない一般的な家では、

夏に窓から入ってくる熱は

お家全体のおよそ75%にものぼると言われています。

 

この窓からの75%の熱を少しでも小さくできれば、

お家全体の日射熱の量も減るので

涼しい暮らしが実現しやすくなります。

 

 

 

1年を通して快適な工夫

例えば南面の窓

 

南面の窓は一般的に日射が入りやすいとされています。

冬の時期はその日射をお部屋に取り込むことで

自然な暖かさを感じることができますが、

夏は逆にそれが暑く感じてしまいます。

 

パッシブデザインでは、

1年を通して快適なお家の中の温度を保つ工夫として、

夏と冬それぞれの太陽の高度から割り出して

庇や軒の長さなどを

夏も冬も快適に暮らせるようなものにする方法

行うことが多いそうです。

 

 

 

温暖化が進む中、有効なのは‥

最近は温暖化が進んでいる影響なのか、

外気温は上昇する一方です。

毎年最高気温を更新していて、

日本全国で最高気温を競っているほど。

 

基本的に温暖な気候である愛媛

夏と冬それぞれの太陽の高度から割り出して

庇や軒の長さや角度を

夏も冬も快適に暮らせるようなものにする方法を採用するだけでは、

日射熱の影響で暑さを感じてしまうことも。

 

そこで採用をおすすめするのが

ブラインドシェード

すだれなどです。

種類にもよりますが、

太陽熱の侵入をできる限り防いでくれるので

採用するのとしないのとでは

快適性もまた変わってくると言います。

 

 

 

 

 

年々暑さが厳しくなりつつあるので、

特に温暖な地域では

夏も快適に暮らすために

日射遮蔽も含めてお家を考える必要性が

増しているように思えます。

 

夏も冬も「気持ち良い」と感じる体感温度の実現を

ぜひ検討してみてください!

 

 

次回は、③自然風の利用  から

お話ししていこうと思います。

お楽しみに!

 

2020年08月23日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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