
奈義町現代美術館(NagiMOCA)へ行きました♪
こんにちは
少し前のこととなりますが
岡山県勝田郡奈義町にある
奈義町現代美術館(NagiMOCA)へ行きました
コチラの美術館の魅力のひとつは 展示室そのものが作品であることです
建築家・磯崎新氏という方と 3人のアーティストにより
「太陽」「月」「大地」というテーマで空間が作られています
太陽の部屋
円形の筒のような空間が生み出す
傾斜した床 さまざまな段差 そして不規則に配置された柱
ただ見るだけでなく 不安定な空間を歩き回ることで
普段意識することのない平衡感覚や 重力に対する体の反応を強く意識させられます
月の部屋
部屋全体が緩やかな三日月型をしています
床も緩やかに傾斜し 天井も緩やかな曲線を描いています
スリット状の窓から光が差し込み
時間帯によって変化する光と影の表情を楽しむことができます
興味深かったのは 音の響き
調べてみたら
壁はレンガに漆喰を塗り 床は土俵と同じ素材
どれも硬い素材なので音が響きやすいとのこと
小さな足音やささやき声 空間全体に響き渡るので
聴覚的にも楽しめます
大地の部屋
自然の要素(風 光 時間)によって
無数のワイヤーが風に揺れたり 光を反射したり
異なる表情を見せてくれます
この土地でしかありえない特別な場所
従来の美術館のように作品を展示する「箱」ではなく
建物そのものがアート作品であり 鑑賞者がその中に入り込んで体感できる
奈義町現代美術館は世界的に評価されているそうです
このような世界的な美術館が
決して人口の多くない奈義町に誕生した背景には
町の「文化によるまちづくり」という強い意志と
建築家・磯崎新氏との出会いが大きなきっかけとなったようです
住民の要望に応え 単なる観光施設ではなく
町民も利用できるギャラリースペースを設けるなど
町に開かれた場所としての役割を明確にし
磯崎氏も感銘を受けた 町のシンボルである那岐山の雄大な景色を生かす
その為 美術館の窓や配置は 那岐山の姿が最も美しく見えるように計算されており
美術館を訪れた人がアート作品のみならず 那岐山の自然を再認識できるようになっています
まさに 周囲の自然と一体化したこの土地でしかありえない特別な美術館といえますね
機会がありましたら 是非一度 いや何度訪れてもその都度楽しめると思います
「資産価値が上がる家づくり」
相談会開催中!
