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準防火地域でパッシブハウス認定を目指して

5月末なのに台風が発生したと思ったら四国地方も梅雨入り

6月初旬に予定していた上棟を1週間延期したりと

外での工事をするのには雨の影響が大きい時期になりましたね

 

 

6月10日・11日で予約制完成見学会を予定している

(仮)此花町パッシブハウス が建っている地域は

建築基準法で‟準防火地域”という都市計画法において

「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」

として指定されるエリアに建築しています

 

 

準防火地域になると延焼ラインに入る外壁・窓などは規制が厳しくなり

パッシブハウスを建てる上では非常に条件が悪いエリアになります

外壁は防火の認定を取っている材料がまだ沢山ある為に

付加断熱を行うのにも選べる商品は沢山ありますが

問題は窓です高性能な窓が必要なのですが

防火認定を受けているトリプルガラスの種類が非常に少ないのと

窓の性能がいつも使っている窓と比べて悪くなるために今回は

防火認定を受けている窓をあえて使わず

防火シャッターを使ってのパッシブハウス認定にチャレンジしています

 

 

暖房需要の為に日射は欲しいでも、夏の冷房需要には日射遮蔽も必要

防火シャッターはあくまでも防火の為の製品として造られているので

日射遮蔽の為にシャッターを閉めてしまうと家の中は真っ暗になってしまいます

冷房の効きは良くなるかもしれませんが真っ暗になるのは問題ですね

そこで防火シャッターと外付ブラインドを一緒に取付することはできないかと

考えた結果袖壁を出して昔はやった造作出窓の様にしてはどうかと考えて

今回の作成してみました

日射を受けるのには袖壁が影をつくってしまい不利に働く事もありますが・・・

 

 

 

 

1・2階の南面の大開口はUNILUX社製の

木製トリプルサッシと樹脂トリプルサッシとの組み合わせ

袖壁を1階から2階までつなげて2階は延焼ラインに入っている為

防火シャッターを取付その外側に外付ブラインドを設置

1階の窓は延焼ラインから外れている為に取付位置だけを合わせて

外付けブラインドを設置

なかなか良い感じで仕上がっています

 

 

2階の東面は防火シャッターと外付ブラインドを共に設置し

横から見ると造作出窓ですが底が無いバージョンです

 

又、パッシブハウス認定を受ける為に防火シャッターの取付には

窓廻りに熱橋の影響が出ない様納め方を考え

熱橋のシュミレーショーンまで行なった上で取付施工をしております

建物は完成しましたのでこてから先はパッシブハウス認定に向けて

コンサルをお願いしているプランリーブル高岡利香さんが

申請書類をまとめて頂き提出して頂く作業となり

‟此花町パッシブハウス”としての認定が待ち遠しいですね(^^♪

 

 

6月8日にはパッシブハウス・ジャパン四国支部の勉強会

そして10・11日は予約制ですが完成見学会を開催します

完成見学会の方はまだ少し空きがありますので興味のある方は

お申込みフォーム よりお申し込みください

 

2023年06月02日家づくり・建築知識| 投稿者:高岡高岡
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