辻町の家　外壁リニューアルいたしました

外気温も少しづつ下がって10℃を下回る日もあり

皆さんそろそろ冬支度の準備をされているのでしょうか？

高性能住宅にお住まいの方はお家の中ではおそらくまだ半袖で

過ごされている方が多いのではないでしょうか？

高性能住宅の有難さが実体感できる季節になってきていますね(^^♪

10年前にお引渡しをさせて頂きました『辻町の家』外壁リニューアル工事をさせて頂きました

完成当時の外観写真です

写真では解りづらいのですが北側に隣家が建っているだけで東・南・西の3面は田んぼと

空き地だったのですがいつの間にか東面には住宅が西面には5階建てのマンションが建築され

すっかり建築当時とは様子が変わっています

辻町の家の外壁仕上げ材はベースBラス大壁工法の下地にカルヌーヴォと言う商品名の漆喰を塗っています

新築当時は周辺にも建物が建ってなくて風通しが良かったのですが

東・西側に建物が建築されたことにより風通しも変わり漆喰は

〝高アルカリ性でカビが発生しにくい”　とパンプレットには書かれていたのですが

環境が変わったことが原因なのか今年の梅雨の雨の多さが原因なのかは解りませんが

北面と日当たりの良い南面にカビが発生しあまりにも見苦しくなったので外壁のリニアル工事を

させていただく事となりました

20ｍ北に行ったところにもう1件アーキテクト工房Pureで同じ漆喰を塗っているお家には

全くと言っていいほどカビは発生していないのでちょっとした環境の違いでこんなにも違うのかと

とても不思議に思います？

今回のリニアルを行わせていただくのに使用する材料は

リムロ

リムロと言う商品でパンフレットには建物を洗って保護する工法で

カビ　サビ　雨染み、油汚れどんな汚れもお任せください

菌核から根こそぎ分解し、洗浄殺菌。建物内外に発生・付着したカビ（真菌）

をはじめ、大腸菌、黄色ブドウ球菌、レジオネラ菌までも“根絶やし”を可能にしました！

と書かれている商品を使います（他の物件でも施行済み）

リムロで外壁の雨染み、カビを除去したら次に施工するのが

プラスターガード

漆喰用無機質リニューアル材　プラスターｶﾞｰﾄﾞ（防カビ・防藻・防汚保護）材を塗布します

プラスターｶﾞｰﾄﾞの特徴として

・不燃性、無機質

・白色度が高く漆喰調

・通気性

・耐候性

・リコートが容易

・膨れや剥がれの心配がない

上記のような特徴があります

アメリカの国会議事堂にも改修で使われた実績もあるようでとてもいい商品のように思っています

作業工程を紹介します

水圧をあまりかけずに水洗いし外壁漆喰を湿らします

湿らした外壁漆喰の上にリムロをローラーで塗布します

塗布し数分経過するとカビが発生していた壁面は薄茶色に変わっていきます

30分程度そのまま放置後水でリムロと浮き出てきたカビを流します

カビのひどいところはこの工程を2～3回繰り返していくとカビの発生していた部分は

もともとの漆喰の白色になってきます

汚れ・カビを落とした次の工程は漆喰用無機質リニューアル材　プラスターｶﾞｰﾄﾞを

ローラーで2度塗りして作業終了

最後に外壁仮設足場を撤去して外壁リニューアルが完了

新築時と変わらない外壁となりました(^^♪

樹脂系の塗料を塗り仕上げていくのではなく自然素材の良さがそのままに生かされる

保護剤は環境にも優しくとても良いですね

外壁のカビ・藻などでお悩みの方いらっしゃいましたら遠慮なくご相談ください