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一次エネルギー消費量の計算方法~考え方~

一次エネルギー消費量は、

省エネ性能を高めるためにも

知っておいて得をするものです。

 

 

そんな一次エネルギー消費量の

計算方法はご存じでしょうか?

 

 

 

そもそもどうして一次エネルギー消費量を求めるのか

そもそもどうして

一次エネルギー消費量を求めるのかと言うと、

エネルギー消費量は

使う設備機器の種類や性能によって

どうしてもが発生してしまいます。

そのため、

お家の外皮性能

(外皮平均熱貫流率UAと冷房期の平均日射熱取得率 ηAC)だけでは、

その住宅がどれだけのエネルギーを消費するのか

基本的にわかりません。

 

したがって、これを解決するために求められることが多いです。

 

 

 

計算する上での考え方

計算する上での考え方として、

住宅内で使用する設備機器を

 

暖冷房設備

24時間換気設備

給湯設備

照明設備

家電など

 

5項目に分類して考えます。

 

 

ここでお家の断熱性能

大きく関係してくるのが暖冷房設備です。

【主に、外皮性能

(外皮平均熱貫流率 UAと冷房期の平均日射熱取得率 ηAC等)を指します。】

 

 

そのため、使用する冷暖房機器の種類や

カタログに記載してある性能値に加えて、

上記で言ったお家の外皮性能値が必要になってくるので、

一次エネルギー消費量の計算は

外皮性能計算後に行うのが一般的とされています。

 

 

一方で、

24時間換気設備

給湯設備

照明設備

この3つの一次エネルギー消費量は

使用する設備機器の種類や

カタログに記載されている性能値のみで

計算ができます。

 

また、家電などは、

そのお家で暮らす人によって

どんな家電製品を使用するのかが明白になりにくく、

家庭によって異なります。

 

そのため、床面積に応じて

一次エネルギー消費量が自動的に決まることが一般的とされているので、

実際に使われる電化製品などの情報は不要になります。

 

 

エネルギーを創り出す設備について

エネルギーを消費する設備機器は上記のような考え方をしますが、

今度は逆にエネルギーを創り出す設備

例えば太陽光発電などの

エネルギー利用効率化設備を採用することによって、

お家のエネルギー消費量を

効率よく削減することができます。

 

 

 

以上のような考え方で、

設計時にこれらの設備機器それぞれの

一次エネルギー消費量や削減量を求めて

それらを合計した値を

「設計一次エネルギー消費量」と言います。

 

まとめると‥‥

【暖冷房設備の消費量+換気設備の消費量+給湯設備の消費量+照明設備の消費量+家電などの消費量-太陽光発電などの削減量

=一次エネルギー消費量】

 

 

 

ただしこれできちんと求めれるのかと言うと、

そうとは言えず、

設計一次エネルギー消費量が

省エネ基準に適合していることを判断するための基準値

「基準一次エネルギー消費量」

というものを求める必要があります。

 

 

次回はその

『基準一次エネルギー消費量』

というところから

入っていきたいと思います。

 

 

 


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2020年09月14日まじめな話| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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