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夏の窓からの太陽熱の流入を比較して

※※このブログは、新建新聞社さんの

あたらしい家づくりの教科書

参考にして書いています。※※


 

 

 

 

 

突然ですが、魔法瓶の水筒をイメージしてください。

アイスコーヒーを入れれば冷たいまま、

ホットコーヒーを入れれば暖かいまま。

もちろん少しずつ冷めたり、

ぬるくなったりはしますが、

その変化はとてもゆるやかですね。

「高性能なエコハウス」涼しさと暖かさも、

夏:なるべく熱を入れないで、涼しいままを保つ。

冬:なるべく暖かい熱を取り込んで、暖かさを逃がさない。

といった、同じような原理であるそうです。

 

今は梅雨の時期ですが、

梅雨が終わると一気に気温が上がり日光や暑さも厳しくなります。

そんな夏のポイントは、

「とにかく熱を入れないこと」だと言います。

そこで今回は、

夏の工夫を比べてみます。

 

 

なんの対策もなかったら

まずは何の対策もしていない場合だとどうでしょうか?

何の対策もしていない…

言い換えると窓だけの状態です。

 

窓の性能や製品、遮蔽率などで変わってきますが、

一般的には80%ほど太陽からの熱を通すそうです。

 

80%と言われてもピンとこないかもしれないので、

例を挙げると、

学校の授業中に窓際の席が日差しで照らされているような状態です。

カーテンやブラインドをしなかったら、

そこの席は日差しがきつくて

暑かったのではないでしょうか?

 

 

 

遮熱シートを窓に貼ったら

遮熱シートとは、

素材は主にアルミで、屋根などに貼る製品を指します。

太陽光を反射させて太陽の熱が室内に入らないような働きをしてくれると言います。

上のような模様があるものから模様のない透明なものまで

さまざまなバリエーションがある製品ですが、

それでも一般的には60%ほど太陽の熱を通すそうです。

 

先程の何もない状態に比べれば

多少は太陽からの熱を抑えてくれますが、

半分以上なのでまだまだ暑さは免れないそうにもありません。

 

 

室内ブラインドだと

室内に設置する形の

よくみるブラインドでは、

50%にまで日差しを抑えることができると言います。

 

先程の学校の例で表すと、

ブラインドを下しただけで

かなり日差しや暑さを回避できた経験があるのではないでしょうか?

また、ブラインドの他では

種類によりますがカーテンレールでも

太陽からの熱を少なくても半分くらいはカットできそうです。

 

 

 

外付けブラインドや室外のすだれは?

ブラインドには、

よく見る室内に設置してあるブラインド以外にも

外付けブラインドというものがあります。

このような感じで、

部屋の中にあるのではなく

外側に設置されているタイプです。

 

外側に設置するタイプのすだれのイメージはこんな感じかと思います。

 

外付けブラインドと外に設置するタイプのすだれ。

このどちらにも共通しているのが

「部屋の中に太陽の熱が入る前に、外である程度カットしてくれる。」

という特徴だそうです。

 

先程のよくみる室内タイプのブラインドや、

レースカーテンでもおよそ半分くらいの太陽の熱を抑えることができますが、

それだと窓ガラスとブラインドや、

窓ガラスとカーテンの間で温室効果が起こり、

室温をより上昇させやすい状態になってしまうそうです。

 

それに比べて外付けブラインドや外に設置するタイプのすだれでは、

窓の外側で日射を遮蔽するので

室内への熱エネルギーの流入を効率よく抑えることができ、

室温の上昇を防ぐと言います。

実に15%ほどしか太陽からの熱を通さないというので、

ここで紹介したどの方法よりも

涼しくて快適に過ごせるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

夏はどうしても、

太陽の日差しが暑いと感じてしまう時期かと思います。

そんな暑さを室内に取り込まないようにする方法で

効果的とされるのは

外付けブラインドや外に設置するタイプのすだれです。

特にすだれは昔からあるもので、

今もなお活用しているお家もあるほど。

先人たちの知恵は絶大です。

 

 

 

 


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2020年07月11日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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