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住宅リフォームに関する情報の入手先はどこから?

現場監督やまもとの現場日誌 No.24

 

前回ブログに書かせていただいた

住宅のリフォームについて。

参考資料として

紹介させていただいた

一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会さんの

「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査」

報告書の中にリフォームについての知りたかった項目が網羅されていたので

引き続き、ご紹介させていただきと思います!

 

 

 

今回ピックアップするのは

住宅リフォームに関する情報の入手先についてです。

 

リフォームを検討した時に

依頼する工務店や業者さんをどのように見つけるのでしょうか。

 

項目としては

・インターネット

・チラシや広告誌

・企業のショールーム

・カタログ

・いつも工事を依頼している業者

・友人、知人

・営業マン

・設計士、インテリアコーディネーター

・自治体などの公的機械相談窓口

・セミナー、講習会

・増改築相談員、マンションリフォームマネージャー

・新聞

・テレビ、ラジオ

・雑誌

・その他

・特に情報収集はしていない

そして得たい情報の内容としては

 

どのようなリフォームになるのかを知るための

イメージ情報

 

具体的な材料や設備を知るための

内装材、設備機器情報

 

工事をご依頼する

業者情報

 

この3つに分けられています。


ここからは各情報においてどのツール(情報源)が使用されているか

ベスト3を紹介していきたいと思います。

〇イメージ情報を得るためのツール

1.インターネット 26.2%

2.チラシや広告誌 18.1%

3.企業のショールーム 17.6%

 

〇内装材、設備機情報を得るためのツール

1.インターネット 24.5%

2.チラシや広告誌 17.3%

3.企業のショールーム 17.3%

 

〇業者情報を得るためのツール

1.インターネット 21.7%

2.いつも工事を依頼している業者 16.6%

3.チラシや広告誌 15.7%

 

どの情報を得るにも一位に「インターネット」がもっとも使用されているということが分かります。

リフォームの情報発信においても、インターネット対策が有効であることを考えられます!

 

また、ここで着目していただきたいのが業者情報を得るためのツールとして

「いつも工事を依頼している業者」が挙がっています。

建物について一番熟知しているのは、

ご依頼した業者さんや工務店さんになります。

 

工事が終わったら、お客様との関係が終了ではなく

むしろ完成してからがメンテナンスや点検に定期的に伺い

お客様との信頼関係をより深くしていくことで

繋がりが生まれてくるように思います。

リフォームにおいては金額も重要ですが、

より安全に希望通りのリフォームとするには

信頼関係がなによりも重要だと感じます。


次は、リフォームの情報を得るうえで

不足している項目についてです。

もっとも不足していると回答されたのは

リフォームにかかる費用の目安や清算の基準

で、全体の過半数以上をしています。

 

一概にリフォームといっても

一部設備の取り換えや壁紙の張り替え工事といった

軽微な工事から

全面断熱改修、構造改修など

大規模な工事と振り幅が大きくなります。

 

工事が大きくなればなるほど、

リフォームにかかる費用の目安を付けるのが難しくなります。

 

特に家の見えない部分が関わる工事であるとより困難になると考えられます。

 

例えば、家を断熱リフォームしたいと考えたとき

断熱の工法にもよりますが

壁の中に断熱材を埋める「充填断熱」を採用したとします。

(詳しい断熱工法については、こちらから)

壁の中に断熱材を入れる工法になるので

実際の壁の中の状態によって工事が変わってきます。

 

壁の中が結露を起こして腐食・腐朽していたり

シロアリによって柱や梁などの家を支えるところが

深刻なダメージを受けている場合などがあると

そこから改善する工事が必要になります。

 

それが事前に分かると費用や目安の提示がしやすくなるのですが

ほとんどの場合が目視や検査では確認しづらく

実際に取り除いてみないことには結果が分からないというのが現状にあります。

 

そのため軽微な工事については目安や基準は

比較的容易に知ることが出来ますが、

規模が大きくなるにつれてリフォームの費用の情報を

得ることが困難になってくるのではないでしょうか。

 

インターネットや雑誌などで情報は得やすくなってはいますが

最終的には人と直接会って話して決定になるかと思います。

一番手間や時間のかかる手段ですが、もっとも有益で信頼性のある情報を得られるのは対談であると個人的には思っています。

2020年06月25日現場日誌| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure

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