アーキテクト工房Pure恒例の地引網も終わりそろそろ梅雨明けかと思っていたらまだしばらく先のようですね
さて、長い間時間をかけて改修工事をしていた久保田の家ついに完成し売却いたしました♫ 🙂
以前勤めていた会社で平成4年に建てた自宅です
当時私は31歳で現場監督をしていました
前会社のお付き合いのあった不動産業者の分譲地を購入してです
当時不動産の部長より
『今度売り出す土地なのだが売り出し前だと少し値引きできるけど買わないか』
と話を持ちかけられました
そろそろ家でも建てないとと考えが潜在意識の中のどこかにあったのでしょう
間口の狭く東西に長い鰻の寝床のような土地資料をもらってですが
現地の南面は田んぼで日当たりは抜群の土地でした
その細長い敷地に一晩でプランを作り妻に
『希望の間取りになるのでここ買おうか?』
当時深く考えもせずにその土地を購入そして建築
数年後南側の土地を買い足してウナギの寝床ではなくなりましたが・・・・
今のアーキテクト工房Pureの建てている性能とは全く違って
す~か、す~かの建物が完成、当然開口部の窓はアルミサッシのシングルガラス 😯
おまけに北面の窓は全てガラスルーバーサッシ
まさに隙間だらけの建物を建てていたのですね
敷地の関係も有インナーガレージでその上の中2階部分は和室です
親との2世帯で住んでいてその中2階は親の主寝室です
引越しが秋だったので家の性能は無くても快適そのものでしたが
11月になり12月とだんだんと寒くなってきて年明けのある日
親が
『この和室に寝ていたら死んでしまいそうだ』
その当時の建築に当たっては全く気にもしていなかった断熱性能
和室の下は車庫で外部南、東、北面は外壁そして屋根
他の部屋と接しているのは西側の1面のみ
畳の上に布団を敷いていても下からどんどん冷えていきますね
北の廊下に出るとスカスカのアルミルーバー
外と変わらないような温度で26年も生活していた久保田の家
松前パッシブハウス『大間の家』が完成し引越しをしてから
職人さんの手が取れる時工事にかかって断熱改修工事を行いました
外壁はすべて撤去し構造用面材を施工して充填断熱+付加断熱
室内の床・壁・天井・サッシもすべて撤去構造体だけのスケルトンにして
窓はすべて樹脂ペアガラスに入れ替え
屋根下200㎜の断熱施工
当然気密シートの施工も行い高断熱・高気密施工
合板フローリングが張られていた床は唐松の無垢フローリング
壁・天井は石膏ボードを張り替えてラウファーザー(紙クロス)施工
水間周りの設備機器もすべて交換
室内を見ると既設のものが見えるのは階段と階段の笠木
そして1階のトイレの入り口の枠のみ
外観はもともとサイディングボード横張りの上に吹付塗装をしていましたが
1階部分は付加断熱EPS断熱材下地の上に左官塗り壁
2階部分は付加断熱の上に木板張り
内観の間取り外観の形はほぼ同じですが仕上げの素材をすべて自然素材の変更
今、アーキテクト工房Pureが建てている建物のの仕様とほぼ同じです
違うところは若干断熱材の厚みが少し違うくらいです
長い間かかって完成しましたがいよいよ売却となると
私の子供たちが育った建物のが他の人の所有になると中に入れなくなると言う事で
皆で変わった姿を見に行きました
素敵に変わった建物を見た子供たちがまさかこんなふうに変わるとはと驚いていましたね♪ 🙂
スカスカの外と変わらない新建材だらけだった家が
高断熱・高気密住宅と変身し自然素材しか使われていない室内空間
この土地・建物のを購入して頂いたUさんどうか自然素材の経年変化を楽しんで頂いて
快適な生活を送ってくださいね♫