(仮)東温パッシブハウス フェノバボード施工
こんにちは
今回は工事中の(仮)東温パッシブハウスについてです
(仮)東温パッシブハウスでは断熱施工を行っているのですが
まずは外壁の雨仕舞いを優先して壁付加断熱からです
付加断熱が無ければ構造用面材の上に防水シートを施工すれば
外壁から雨が入らないようになりますが弊社では標準仕様で付加断熱がある為に
断熱施工後に透湿防水シートを施工して雨が入らない状態になります
↑こちらが壁付加断熱に使用している90mmのフェノバボードです
断熱材の性能は熱伝導率で表されますが
こちらのフェノバボードの熱伝導率は0.019W/(m・K)
弊社標準仕様で採用しているのはロクセラムボードと言われるロックウールです
↑こちらがロクセラムボード
熱伝導率は0.035W/(m・K)
フェノバボードの方が約1.8倍の性能がある為に
パッシブハウスなど、通常仕様よりももっと建物の断熱性能を強化する場合は
フェノバボードを採用しています
同じくらいの熱伝導率にするためにロクセラムボードを
2重に施工するという方法も出来なくないですが
施工手間が増え壁厚も厚くなるデメリットがある為
フェノバボードを使用しています
断熱施工は建物完成後見えなくなる部分になりますが
施工途中でしか見れない工夫が沢山あります
その中で今回紹介するのは熱橋対策について
こちらは土台水切り周り
基礎外断熱から130mm上に下地を入れているのには理由があります
通常土台水切りを入れる部分には木下地を入れるので
下記のような納まりになります↓
付加断熱側も充填断熱側も木材が隣り合うことで
断熱材が全くない部分が存在してしまいます
パッシブハウスの認定取得の際はこのような熱橋箇所がどれだけあるかを細かく解析していく為
熱橋になる部分の対策が必要になってきます
上記を対策した(仮)東温パッシブハウスの納まりがこちら↓
土台水切りは土台に長いビスで止めるようにして
土台のある部分には付加断熱があるようにしています
断熱を連続させることを意識して施工してもらっています
フェノバボードの施工はほぼ終わりですが塗り壁部のEPSや
室内充填のウッドファイバーの断熱施工がありますのでまた現場レポートしていきます(^^♪
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