先日、社長に同行し、今治方面へと向かいました。
OBして長いお付き合いのあるM様邸、施工中の現場2軒
に行かせていただきました。
M様邸へは外壁改修をするにあたっての下見にお伺いしました。
十数年前に建てられたお家。
長い年月を経て、
「バリアフリーに変えたんだよ」(お家内観)
「娘、孫がたくさん来るから、広げたのよ」(リビング)
など、変わりゆく状況の変化によって
お家の間取りも合った造りにされたようです。
実習生の佐伯にも分かりやすく、優しく
お困りごとや住み心地をお教えくださいました。
お客様の声を直接聞くことができ、とても学びになりました。
M様、ありがとうございます。
続いて、施工中の現場へ☞☞
今治市の現場と丹原の現場を見させていただきました。
丹原の現場は、リフォームされるお家でした。
どちらの現場も、建物の天井、側面等に
隅々まで”きっちり”断熱材が敷き詰められている途中でした。
★今治現場★
(壁の写真)
★丹原現場★
(天井を見上げた写真)
(壁の写真)
高性能住宅で大事になる高断熱、高気密を創り出すうえで、
断熱材は大きな役割の一つと言えます。
新築とリフォームでは施工の仕方も変わってくるようです。
リフォームをしている丹原の現場には、2つの断熱材が使われていました。
どちらの現場でも使われていた断熱材が、
・ロックウール(商品名:ロックセラムボード)
リフォーム現場のみ使われていた断熱材が、
・(商品名:ラムダボード)
と言います。
<新築建物(今治)について>
今日の建て方では、土壁を使用しないため、
全体をロックウールで敷き詰めて断熱効果を高めるそうです。
※壁断面図が以下です(社長に細かく教わりました)。
<リフォーム建物(丹原)について>
元々和室だったお部屋は、土壁に直接色が塗られ、柱が見えるようにしていました。
土壁を残すと、直接塗った部分は、そのまま使用することになります。
そのため、断熱材を詰めるとすると、ロックウールを敷き詰められる厚みが残りません。
そこで、自由に厚みを加工できるビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)
で代用することとなるのです。
※ロックウールとEPSの性能値は、一緒です。(使用する厚さで変わります)
以上が新築とリフォームの違いの一つと言えるでしょう。
塗装し、完成すると、一緒のように見えても、
内側の構造は大きく違ってくることが分かります。
土壁等がある分、断熱性を高めることは難しくなります。
しかし、このように
少しでも、断熱効果を上げるための工夫がなされていることを知り、
建物の奥深さをしみじみ感じました。
断熱について、皆様に知ってもらえる機会となればうれしいです。
他にも、社長は現場の進み具合と状況を現場の方々と話し合っていました。
ですが……
すみません💦私には、
専門用語が多すぎて、暗号のように聞こえてしまいました。
理解しようと耳を必死に傾けましたが、分からず…💦
申し訳ございません。
少しずつではありますが、
現場同行させていただいたり、事務作業に携わらせていただく中で
建物への知識が深まってくことを実感しています。
また、新たな発見をお伝えします!
最後に、
今回のように、建物完成してからは見えない”構造内部”を
見られる構造見学会を11月中旬、今治市にて予定しております♦♢
詳細につきましては、お知らせいたしますね。
企業実習生佐伯