まじめな話
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ヒートショックにご注意を

2025.12.13 | まじめな話

こんにちは

寒さが厳しくなる季節になると、私たちが特に注意してお伝えしたいのが「ヒートショック」です。

ニュースなどで耳にしたことがある方も多いかと思いますが、実はこのヒートショック、ご自宅の中で起こる事故として決して他人事ではありません。

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い脱衣室や浴室へ移動した際に、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす現象です。特に冬場のお風呂で起こりやすく、高齢の方だけでなく、若い世代でも体調や環境によっては起こる可能性があります。

一般的な住宅のことを想像すると、「リビングは暖かいけれど、廊下や脱衣室がとても寒い」というお家は少なくありません。日本の住宅は部屋ごとに暖房する文化が長く、家の中に大きな温度差が生まれやすいのが現状です。この室内の温度差こそが、ヒートショックの大きな原因となります。

特に注意が必要なのは、

・脱衣室や浴室が無暖房

・窓が多く、断熱性能が低い

・築年数が経っている住宅

といった条件が重なる場合です。お風呂に入る前後のわずかな時間でも、体には大きな負担がかかっています。

今日からできる対策としては、入浴前に脱衣室を暖める、浴室暖房機を使う、シャワーで浴室全体を温めてから入浴するなどがあります。また、家族同士で声を掛け合い、特にご高齢のご家族が長時間入浴していないか気にかけることも大切です。

そして、根本的な解決策として私たちがご提案したいのが、住まい全体の断熱・気密性能を高めることです。家の中の温度差が少なくなれば、ヒートショックのリスクは大きく下げることができます。最近では、脱衣室やトイレまで暖かい「家中がほぼ同じ温度」の住まいを実現することも可能になっています。

家は、ご家族の命と健康を守る場所です。

「まだ大丈夫」「毎年のことだから」と思わず、ぜひ一度、ご自宅の寒さに目を向けてみてください。私たちは、安心して長く暮らせる住まいづくりを通して、皆さまの毎日の安全を支えていきたいと考えています。

この記事を書いた人
正岡 遼平

正岡 遼平Masaoka Ryohei

久万高原町 出身/1996年1月18日生まれ/2級建築施工管理技士、省エネ建築診断士

お引き渡しをして新居に住まわれてから「快適です」と言って頂くのがとても嬉しいです。出会いからお引き渡し、その後までお家に関するご希望やこだわり、お困りごとなどお気軽にご相談ください。アウトドアな遊びが好きで釣りやキャンプなどに時々行ってます。

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