まじめな話
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自然素材の持つ力

2025.09.08 | まじめな話

こんにちは

 

日頃より 家づくりにおいては
「使う素材はできる限り自然素材」としています

その理由は 快適さや心地よさであったりしますが
更に言うとしたら 自然素材は生分解性を持っているからです

 

生分解性

 

土や水の中にいる微生物(バクテリア 菌類など)が
生分解性を持つ物質を「食べ物」として利用し
この過程で 物質は酵素によって小さな分子に分解され
最終的に水や二酸化炭素に分解されて自然に還る性質のことです

 

自然素材ヘチマタワシ

 

我が家では 以前より食器を手洗いする際には ヘチマタワシを使っています

 

ヘチマタワシの利点は
植物であるヘチマから作られているため
プラスチック製のスポンジのように マイクロプラスチックが排出される心配がなく
水切れの良さ 耐久性や研磨力にも優れていて 使い勝手も良いところです

 

そして なによりも自然素材なので
使い終わった後は土に埋めれば微生物の力で生分解され自然に還る
と言われています いわゆるゴミとして残らない

 

ヘチマタワシは土へ還れることができるのか?

 

そこで 今更ですが 本当に土に還るのか?試してみました

 

6月1日 使い古したヘチマタワシの一部を土に埋める

 

約1ヵ月後 7月2日

土色に染まったヘチマタワシ…なんだか心が痛みます

 

あまりの暑さに チェックを先延ばしにして
気が付けば

約3ヵ月後 9月7日

慌てて先日見てみたら

ヘチマは どこにもありませんでした

どうやら 無事土へ還られたようです

 

ちなみに調べてみたら
ヘチマタワシが土に埋められて分解される期間は 土壌の環境によっても大きく異なりますが
数ヶ月から1年程度が目安だそうです

 

生分解性を持つ自然素材の例

 

植物由来
木材 綿 麻 ヘチマ 竹 紙 デンプンなど

動物由来
ウール 絹 革(天然のもの)など

但し
防腐剤や防水加工を施された木材や繊維は 微生物が分解しにくくなり
プラスチックと組み合わされていたり 化学染料で着色されたものなどは
生分解性が損なわれる場合があります

 

まとめ

 

現代の私たちの生活は 大量生産・大量消費・大量廃棄というサイクルが中心になり
これによって ゴミの増加 汚染 気候変動といった深刻な問題までも引き起こしています

 

更に あふれるプラスチック製品
多くのプラスチックは生分解性がなく 自然環境に流出すると何百年も残り続け
マイクロプラスチックなどの形で海洋汚染や土壌汚染を引き起こします
半面
生分解性を持つ自然素材は 役目を終えた後に自然に戻り
ゴミとして残り続けることがないため 環境への負荷を大幅に減らすことができます

 

自然素材は 私たちの暮らしをより豊かにし 地球と調和した生き方を叶えてくれる
実にすばらしい素材といえますね

 

この記事を書いた人
高岡 真三美

事務経理担当

高岡 真三美Takaoka Masami

松山市 出身/1964年4月17日生まれ

自称健康おたくなので「環境・健康に良い」というモノやコトが大好きです。事務経理という仕事柄事務所にいることが多いので、訪れて下さった方々が心地良く過ごしていただけるような空間(雰囲気)づくりを意識していきたいと思っています。(笑)

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