パッシブハウス性能の
宇和町「さくら団地の家」。
この日、「UNILUX」という
輸入サッシの取り付けをしました!
取り付けは朝から夕方ごろまでかかり、
1回では伝えきれないほど
濃い内容なので、
何回かに分けてお話していきます。
今日はその①回目、
〇輸入サッシ「UNILUX」とはどいうものなのか?
〇取り付け前に行うこと~開口部(窓を入れるところ)編~
の2本立てでお送りしようかと思います。
窓1つ1つに性能値があり
ガラスやフレームのサイズによって
性能が変わってくるという特徴があります。
さくら団地の家では、
外側がアルミニウム、
内側が天然木材でできた
木製アルミクラッドウィンドウと、
外側・内側ともに樹脂でできた
uPVC(樹脂)ウィンドウ
という2種類の輸入サッシになります。
【木製アルミクラッドウィンドウ】
※イメージ
【uPVC(樹脂)ウィンドウ】
※イメージ
どちらもトリプルガラスで、
「どれだけ窓から熱が伝わりやすいか」
を示すU値は
0.72~1.02W/㎡・K
になっています。
この数値は、
0に近ければ近い程熱が伝わりにくく
断熱性に優れた窓ということになるのですが、
一般的なアルミサッシに
複層ガラス(2枚ガラス)を入れた窓のU値が4.7W/㎡・K程度なので、
0.72~1.02W/㎡・Kという数値は
断熱性にとても優れていることがわかります。
(詳しくは、UNILUX HPをご覧ください)
開口部(窓を入れる部分)は、
壁よりも隙間ができやすく、
断熱性能が落ちてしまう可能性があるので
気密をはじめとするさまざまな処理は欠かせません。
寺園親子が行っているのは、
開口部分の防湿・防水・気密処理です。
防風・気密性、耐水性、通気性、耐久性に優れた
高性能透湿防水シート(写真でいう水色のシート)
(ウエザーメイトプラスと呼ばれる商品)を
開口部分に貼っていきます。
ここでおさえておきたいのが、
高性能透湿防水シートを貼った上から、
写真にあるように
気密・耐久性に優れ、
断熱材内の結露及びカビの発生も防止する特徴がある
気密防水テープ
(ユラソールテープ(写真でいう白いテープ))
を切り口部分に重ねて貼っていることです。
切り口部分もそこが弱点になってしまう可能性があるので
こうした処理は細かいながらも本当に重要です。
綺麗な施工をありがとうございます(^^♪
さくら団地の家の棟梁・榎本さんは、
開口部(外壁側)に
写真にあるような木片を四つ角に釘止めをしています。
窓を入れたときに、
どこまで窓を押し込めばよいか、
という窓の位置を決めるために施工されています。
これでスムーズに取り付けれます(^^♪
次は窓枠部分の処理‥
といきたいところですが、
とても長くなってしまいそうなので、
今回はここまでで
次にお話したいと思います。
次回は、
〇取り付け前に行うこと~窓枠部分編~
〇取り付け前に行うこと~そのほか紹介したいこと~
〇サッシの取り付け~木製アルミクラッドウィンドウ編~
の3本立ての予定です。
【変更になる場合がありますのでご了承ください(>_<)】
お楽しみに!!