~新人現場監督やまもとの現場日誌 No.17~
暑い日がまだまだ続いています 😡
この時期に多くなってくるのが熱中症。
皆さんはどのような体調管理を行っていますか?
私は、部活動をしている頃
水分補給さえしていれば
大丈夫だと思っていましたが
水分補給をしていたのにも関わらず
意識を失うことが何度かありました 😐
十分だと思っている対策が
実は不十分であることがわかり、
他にどのような対策ができるのか
模索するようになりました 😉
それを少し紹介したいと思います!
1.そもそも熱中症とは?
まず熱中症がどのような病気なのか
調べてみると・・・
外気温が高いと、体温が上がりやすくなり、体温の調整を行う為に大量の汗をかくことで体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったします。その結果、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこといいます。
簡単に言うと体温を調節できなくなり、その結果体調不良になるということです!
2.熱中症の症状とは?
症状は、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ度に分類されています
分類 | 症状 |
Ⅰ度 | めまい・立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉の異常 |
Ⅱ度 | 頭痛、吐き気、嘔吐 |
Ⅲ度 | 高い体温、意識障害、運動障害、けいれん |
初期のⅠ度でも、普段の生活に支障を与える症状であることが分かります!
Ⅲ度までになると後遺症をもたらす可能性も低くはありません。
また脱水(水分不足)による症状は・・・・
水分減少率 | 症状 |
~2% | のどの渇き |
3~4% | 食欲不振、集中力の低下、疲労感 |
5%~ | 体に異常(けいれん、呼吸しにくい) |
20%以上 | 死に至る |
水分量が1%の減少すると症状が激変しています 😯
それだけ人体にとって水分が重要なことがわかりますね・・・ 😡
(出典:熱中症環境保健マニュアル)
3.熱中症の対策は?
ここからが本題です!
じゃあどういう対策をすればいいのか・・・
専門家ではないため、これだ!という対策は断言できません!
あくまで一個人の対策として紹介します!
○水分補給
水分補給は、必ずといっていいほど必要になると思います!
では、何をどのくらい飲めばいいのでしょうか?
Ⅰ.何を飲めば良いのか
汗は約99%が水で、約1%が塩化ナトリウム
その他として尿素や乳酸などがあります。
ただの水だけでは、汗として出て行く
約1%の塩分などを補うことができません!
むしろ体液の濃度を保つ為に水分を排出してしまいます!
そこで手軽なのがスポーツドリンクです!
スポーツドリンクには、
種類によって成分量がことなりますが、
ナトリウム(Na)が含まれているので
失われた塩分を補うことが出来ます!
しかし注意しなければならないことは、
スポーツドリンクには大量の糖質が
入っているということです!
世界保健機関(WHO)は
成人の一日の糖質摂取量は約25gとしていますが、
スポーツドリンク(500ml)には、約30gと
一本だけで基準を超えてしまいます!
(商品によって量は変化します!)
そのため、
スポーツドリンクなどを過剰に摂取してしまうと
『ペットボトル症候群』と呼ばれる
急性の糖尿病に陥る可能性があります・・・
水で薄めて飲むと言う方法もあるのですが・・・・
手間ですし、同時に塩分濃度も下がってしまうので十分に補給しずらくなってしまいます 😥
他の方法として、スポーツドリンクを自作してみたりしましたが、美味しくない為、長くは続きませんでした 😕
そこでお勧めなのが経口補水液です!
糖質を下げ、塩分濃度を高めた飲料になっています!
もともと経口補水液は、医療機器が十分に無い発展途上国で
点滴の代わりに発展したものになります。
経口補水液は、口から取り入れることができるので
設備を必要とせず、安価かつ安全に
脱水対策を行えることから
熱中症対策に適している飲料になります!
Ⅱ.水分補給にならないもの
水分補給として考えてはならないのは、
糖分が大量に入った飲料(ジュースやエナジードリンクなど)やアルコール飲料です!
体は、体液のバランスを一定に保つ為に
過剰に体内に入ってきたものを排出しようとします。
いらないものだけ排出してくれればいいのですが、
そう上手くはできておらず、水分も同時に排出してしまいます。
そのため、上記の飲料は水分補給としては適していないのです。
Ⅲ.どのくらい飲めば良いのか
当時私が行っている方法としては、
活動前後で体重を計測し、
減っている量以上を
摂取するようにしていました!
しかし、現在は体重計がどこにでも
あるわけではないので、
基準値を調べて摂取するように
意識するようにしています!
普段の生活だけでも
尿や便→1600mℓ
呼吸や汗→900mℓ
合計2500mℓが出ていっています!
(出典:「健康のため水を飲もう」 厚生労働省)
このことから
最低限で2500mℓを摂取しなければならないと言うことです!
といってもすべて飲み水ではなく
食事に含まれる水分や
体内で生成される水分と合わせて
2500mℓの水分補給が最低必要となります!
さらに活動や運動する場合は
2500mℓ+消費した水分量を
最低限補給しなければなりません。
Ⅳ.他の熱中症対策
今回、水分補給について掘り下げて紹介しましたが、他の対策方法も簡単にまとめてみました!
○服装
→通気性の良い、速乾性のある作業着
→直射日光を避けるため、帽子やヘルメット(通気性のある)を着用する など
現場は、安全や衛生上から長袖やヘルメットなどを着用するためより服装に気を使う必要があります!
○体調管理
→睡眠は十分取れているか
→風邪や二日酔いなど体調不良でないか
→朝食を食べているか、食欲があるか など
作業前や休憩中に
自分の体調をチェックすることが大切です!
○現場環境
→一人での作業をなるべく少なくする
→作業している職人さんなどとコミュニケーションをしっかり取り、異常にいち早く気づく
→休憩しやすい環境づくり など
熱中症になりにくい現場環境づくりが重要です!
5.まとめ
今回、まとめとしては
・スポーツドリンクの過剰摂取には注意!
→糖尿病のリスク有り!
・失われたものを失われたままにしない!
→こまめな水分補給や休憩は必須!
・意識が大事
→油断や過信をせず、しっかりと熱中症対策を!
となります!
しっかりと熱中症対策を行って
暑い夏を無事乗り切りたいと思います!