~新人現場監督やまもとの現場日誌 No.45~
今回、金子さんに引き続き
先日の工場見学について書いていこうと思います!
午前中に見学させていただいたJFEさんを後にして、
次に向かった先は、真庭バイオマス発電所
再生可能エネルギーの一つ
※バイオマスとは・・・・
生物資源(bio)の量(mass)を表すもので
再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもののこと。
(九州農政局ー農林水産省より抜粋)
バイオマスは、再生可能な資源である。
発電の仕組みは
火力発電と似ており、
ものを燃やして、水を熱して
発生した蒸気によってタービンを回して発電。
その燃やすもの、原料が
火力発電の場合は、石炭やガスといった化石燃料
バイオマス発電の場合は、木材や穀物、廃棄物などを
利用して発電を行います!
日本における再生エネルギーによる発電の割合は、
全体の約15%・・・・・
そのなかのバイオマス発電の割合は、約2.1%ほど
数少ないバイオマス発電所を見学できる
貴重な機会となりました!
真庭バイオマス発電所の発電能力は
約10,000kW
一般住宅で2万2000世帯分の電気を作り出しているそうです。
この数は、一般住宅であれば
真庭市全域を賄える規模とのこと!
(真庭市の総世帯:約1万8000世帯)
工場内を要所要所
見学していきます。
下の写真は、
バイオマス発電によって発生した廃棄物。
木の灰の集積場です。
燃焼するといってもやはり廃棄物は出てしまいます。
約1/3の灰は、道路に使用するアスファルトに混ぜて
再利用をしているそうです。
しかし約2/3は現状、産業廃棄物として処理されるそう。
廃棄物の処理が課題の1つ。
バイオマス発電の大きな課題として
「安定した資源供給」がありますが、
ここの発電所では、森林組合や製材所などで
協議会をつくっており、地域に根差した供給先を確保。
さらに近くに間伐材(未利用材)を得られる土地もあり、
そこでは木をチップにする工場も建築されており、
一般の方の廃棄物を受け入れる体制を整えて
資源の安定化を実現されていました!
真庭バイオマス発電所の職員さん
お忙しい中、案内していただきありがとうございます。
次の見学先は、
上の写真の奥に見える銘建工業CLT工場へ!