
環境にやさしい の判断は意外と難しい
こんにちは
日頃より住む人に快適で環境にやさしい家づくりをしていますが
環境にやさしいか? の判断は意外と難しいです
なぜなら 自然素材=環境にやさしい とは一概に言えないからです
例えば 自然素材のコットン(綿)
優しい肌ざわり 通気性 吸水性 保温性に優れて耐久性もあり
コットン素材の服は とても着心地が良いです
ただ 綿(コットン)は栽培の際に 大量の水を必要とし
害虫に弱いため 多くの農薬や化学肥料が使われることもあったりします
これを聞くと 果たして環境にやさしいのだろうか?と思ってしまいます
家に関する事で言えば 個人的に好きな漆喰の壁
調湿性 防火性 抗菌 防カビ性 消臭効果に優れ 快適な空間を作ってくれます
そんな漆喰は 原料の石灰石を焼いて
それに水を加えてつくられるのですが この焼くプロセスで大量のCO2が排出されます
ココだけ聞くと 原料は自然素材でも 環境にやさしいの?となります
ただ 漆喰は硬化する過程で空気中のCO2を吸収するそうです
つまり 作られるときに排出したCO2の一部を相殺する効果が期待できるとか
なにより 自然素材なので 廃棄時に有害物質を出さず 土に還ります
よって 漆喰はやはり環境にやさしいと考えられます
同じ塗りの壁で気になるが 粘土の壁
以前「(仮)大橋パッシブハウス」で採用されたものです
正面の部分です
高い調湿性 消臭効果 高い防火性 吸音効果も期待でき
コチラも快適な空間を作ってくれます
地層などから採掘される天然の粘土を主成分としていているので
最終的に土に還ります
更に 漆喰のように焼くような製造工程もありません
ここが 漆喰と違うところですね
なので 粘土の壁は より環境にやさしい壁といえます
環境にやさしいかどうかは
様々な角度から 広い視野で見る必要があるようです
何が原料となっているのかも もちろん大事ですが
どのように作られ それが破棄されるときはどんなか?
もしくはリサイクル可能か?などなど
全てを完璧にクリアするモノを見つけるのはなかなか大変かもしれませんが
できる限り意識を向けて より環境にやさしいものを選び
自分の快適にも繋げていきましょう
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