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『断熱』やっぱり大事!

こんにちは

少し前の事になりますがあるTV番組で

住まいの新常識
『室温が低いと健康寿命が縮む!?寒すぎる日本の住宅を襲う2025問題』
というのが放映されていました

きっとご覧になった方も多いのではないでしょうか?

 

出演されお話されていたのは
高知梼原町の健康長寿の里づくりプロジェクトでも有名な
慶應義塾大学理工学部の伊香賀教授でした

2018年 世界保健機関(WHO)は冬の室内最低温度を「18度以上」と強く勧告
されていることもあり
海外(イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンなど)では
室温18度以上を保つ基準が設けられています
しかし日本ではそのような基準が設けられることもないため
日本では 多くの住宅が18℃未満であるとか

 

日頃より 住宅環境と住む人の健康に関する研究をされている教授によると
室温16℃の家に住む高齢者
室温18℃の家に住む高齢者
では この2℃の違いにより 要介護期間が3年も違う結果がでたそうです

 

また ヒートショックなどでが原因で お風呂場で亡くなる人数は 年間19000人
この人数は 年間交通事故で亡くなる人数の4倍であり
室温の低さは人の生死にもかかわるものでもあるのです

近年では 電気代の高騰により 暖房費節約 よって寒さが増す・・・

そんなに寒いのなら服を着こめばいいのでは?と思われる方もいらっしゃるようですが
いくら服を着こんでも 顔や手は出ているので 血圧の急変化は防げず
病気の予防にはならないそうです

では そんな日本の住宅での寒さの原因は?というと『断熱不足』

日本はかつて 高度成長期に大量の住宅を供給する必要があり
「断熱」などに拘るどころではなく
おまけに冷房の設備等も整っていないことから
断熱性より通気性を優先した結果
既存住宅の多くは断熱不足の寒い家となってしまったのです

 

そんな断熱性能には 下記のような等級がありますが

 

2025年4月には 等級2,3は建築できなくなり

 

2030年には 等級4も建築不可となります

 

ちなみに この等級を分かりやすくすると

冬場無暖房の場合
等級5は室温10℃を下回らない
等級6は室温13℃を下回らない
等級7は室温15℃を下回らない
おおむねこんな感じで言われています

 

アーキテクト工房Pureでは 等級7をクリアする数値を標準としています

 

断熱とは冬だけでなく夏にも効果的です
夏の暑い熱を遮断して 少しの冷房で涼しくなり 熱中症も防ぐ

 

この先 断熱性能の低い住宅は住み心地だけでなく
資産価値も確実に下がることとなります 体への負担は年々上がりそう!?

 

やっぱり『断熱』大事!と あらためて考えさせられた番組でした

これを機会に断熱だけでなく気密も換気も・・・建物の性能部分へもっともっと意識が向けられたらいいですね

 

 

2023年04月03日まじめな話| 投稿者:たかおかたかおか
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