現場監督やまもとの現場日誌 No.28
今の時期のような
梅雨になると外も室内も
ジメジメとした環境になりやすくなります。
この時期、
室内で要注意しないといけないことは
「カビの繁殖」です。
カビの繁殖には4つの条件があると言われています。
カビが育つことのできる温度は
0~40℃と言われています。
そして、育つのに最適な温度は
25~28℃の間。
この室内温度であるとカビが繁殖しやすくなります。
カビの生き物なので呼吸が必要になるようです。
酸素の条件としては、大気中とそれ以上の濃度が求められます。
生物が生きていく上では、水分は欠かせません。それはカビにも言えることです。
湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の量の指標です。
カビが育つことのできる湿度は、種類にもよりますが65%以上になります。
カビは、埃や食べカス、人のアカなど
汚れた場所にたまりやすいものを
好物として栄養を得ることが出来ます。
以上が4つの条件になるのですが、
こんなの全部対処するのは難しいと思います。
しかも、
温度は25~28℃と人の快適な温度と酷似するため
どうしても条件を満たしやすくなります。
また、
空気についても、人にも酸素が必要なので無くすわけには行けません。
じゃあどうしたらカビの繁殖を抑えられる?と思ったときに
カビはこの4つの条件が揃わないと発生しないということを
ぜひ覚えておいてほしいです。
温度や酸素は、どうしても変えづらいと言いましたが
あとの湿度や栄養については
比較的対策を行いやすい条件になります。
そして、カビが繁殖しやすい場所では
空気が淀んでいる可能性も高くなります。
空気が淀むということは、
換気が十分でなく、空気がそこに停滞している状態になるので
温度も湿度も蓄積させていき、埃や塵が積もりやすくなる
つまり4つの条件を満たしやすくなってしまうのです。
タンス、押入れの中、床下など空気が流れにくい場所を
この時期だからこそチャックしてみてはいかかでしょうか?