現場レポート
STAFF BLOG

地中埋設物

2025.12.19 | 現場レポート

今年も残すところあと10日ほどとなりました

それにしても、日中は異常なほど暖かい日が続いていますね

外で作業をされる方にとってはありがたい気温かもしれませんが

季節は本来“冬”

少し地球の状態が心配になります

さて、今週より境界工事に着手している

(仮)西条パッシブハウス「大町の家」

本敷地は南側と東側の2方向が道路に接道していますが

東側道路の幅員が約2.2mと狭く

建築基準法第42条第2項道路に該当します

そのため建築確認申請にあたり

道路中心線から2mの**道路後退(セットバック)**が必要となります

今回の計画では

道路中心から約90㎝の後退が発生し

その接道長さも約36.6mとかなりの距離

さらに、道路と敷地の高低差が約90㎝あるため

既存擁壁の撤去も大掛かりな作業となっています

撤去作業に入り、既存擁壁の敷地側を掘り進めていたところ

作業を担当している清伸産業の田中社長から

「地中からとんでもないものが出てきました」と連絡が入りました

現在、断熱・気密施工を行っている

**「味酒エコハウス」**でも

基礎工事前の掘方で

コンクリート片や塩ビパイプ、瓶などの

産業廃棄物が出てきた経緯があり

「またか…」と思ってしまいました

送られてきた写真を確認すると

今回は産業廃棄物ではなかったものの

大量のコンクリート塊が地中に埋まっていました

 

おそらく、既存擁壁の内側に

比較的新しそうな擁壁が増し打ちされており

その施工時に掘削を行うと

元の擁壁が崩れる恐れがあったため

部分的に掘り方をし

既存擁壁とケミカルアンカーで連結

崩落防止の補強として

コンクリートが打設されていたものと思われます

産業廃棄物が埋められていなかった点は

まだ良かったのですが

想定外の地中埋設物の撤去には

どうしても追加費用が発生してしまいます

また、年内に予定していた

道路後退部分の掘方作業も

擁壁工事の工程に遅れが出そうな状況です

地中に何が埋まっているかは

掘ってみないと分からないもので

こればかりは仕方がありませんね

ご近所の皆さまには

思わぬ斫り作業で

騒音などご迷惑をお掛けするかもしれませんが

何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします

この記事を書いた人
高岡 文紀

代表取締役

高岡 文紀Takaoka Fuminori

内子町 出身/1961年2月7日生まれ/1級施工管理技士、2級建築士、省エネ建築診断士

高性能な家造りが大好きワクワクドキドキしながら毎日が楽しみです。こよなく吉田拓郎を愛しギブソンJ-45、ヤマハL-8を弾きながら拓郎歌ってます。アウトドアキャンプが大好き自然の中で楽しい時間を過ごしてます。

アーカイブ

ブログ内検索

「資産価値が上がる家づくり」
相談会開催中!

無料相談会ご予約フォームはこちら

「東垣生エコハウス予約制完成見学会」無事終了いたしました!|2025年12月6日(土)7日(日)10:00~17:00

無料相談会開催中 資産価値が上がる家づくり 無料相談会開催中!!
お問合せ・家づくりガイドブック請求