‟ドイツ・スイス・エコバウ建築ツアー2023” VOL.2
プリンツ・オイゲンパーク(木造建築を使用した環境モデル集落)をご紹介します
建築家ウルフ・レスラー氏案内です
ミュンヘン東部にある旧プリンツ・オイゲン兵舎あとを
ミュンヘン市が都市開発のために国から買い取った軍事区域のうちの 1 つ
都市計画で取り組まなければならない3つの柱として
・社会的混在
・街区の発展
・エコロジカルな建築
木造建築を使用した環境モデル集落として建設という事で敷地の中にあった古い木を残しての建築で周辺環境にも配慮されてとてもいい雰囲気です
最大7階建ての建物はハイブリット木造建築から純木造建築まで様々な工法を用いて木材をふんだんに使った建物が建っています。
写真の外壁は様々な張り方ですが全て木が貼られています。
説明をして頂いたウルフ・レスラー氏が言っていた言葉がとても印象的で
木造建築は ‟成長する資源” とまで言われていました。
住居空間一平方メートルに対して何キログラムの木材が使われているかという事で
3段階に分かれているようで、最低割合が一平方メートルあたり50㎏との事です。
最大一平方メートル280㎏の木材が使われた建物もあるそうです。
私は一平方メートル当たり何㎏使われているかといわれてもなじみが無いので
使っている量が何㎏と言われてもピンときませんがこれからは知っておく必要がありそうですね!!
そしてここに建築されている建物の性能はミュンヘン州都の最低基準からPassiveHouse基準まで建っているそうです。
室内は見学できませんでしたけど外壁はどの建物も板張りで施工されていました。
あたりまえでしょうが日本よく使われているサイディングボードは全くありません。
サイディングボードが貼られている日本の団地とは全くと言っていいほど雰囲気が違います。
日本の建設も‟成長する資源”見習わなくてはいけませんね。