こんにちは
今回は青森の研修旅行の続きになります
2日目は青森へ行った目的の
青森県むつ市にある
菊池組の菊池さんの自邸へ伺いました
(むつ市は赤丸の所)
菊池組は安政5年(西暦1850年代)の創業で
なんと江戸幕府の徳川家定や徳川家茂の時代から
宮大工として下北の地でお仕事をされていたそうで
現在常務の菊池洋壽さんで6代目となります
先日PHJ(パッシブハウスジャパン)の
理事を務める高岡社長が
参加していたPHJ全国大会にて
サプライズで菊池さんの自邸である
「青森むつパッシブハウス」の認定申請書が渡されたようで
(仮)や(申請中)ではなく
正式に青森むつパッシブハウスとなったようです
ちなみに日本最北端のパッシブハウスとなります
その「青森むつパッシブハウス」の外観がこちら
外壁は杉板貼りで木材の保護剤
ウッドロングエコを使用し均一な幅で施工されており
弊社で杉板の外壁施工も行っている
寺園親子も関心の仕上がり
手前に見えているのが南面ですが
2階は全て窓、、
外観からでも通常の家との違いを感じます
室内へ入ると
やはり包まれるような温かさ
この時外気温は2~5度ほどで
室内は23度ほど
約30人が室内へ入っていたのでもう少し
温度は上がっていたかも知れませんが
驚きなのはなんと無暖房!!
日中の日射を取り入れること、
家電や生活している人の体温等で
雪が降るほどの寒い地でも
無暖房での生活が可能となっています
気になるのは
断熱材の仕様
基礎
外周部150mm(防蟻EPS)
内側50mm(ミラフォームラムダ)
外スカート50mm(ミラフォームラムダ)
土間下200mm(XPS)
壁
充填断熱105mm(高性能グラスウール28K)
付加断熱165mm(ネオマフォーム)
屋根
700mmロックウールブローイング
弊社の仕様と比べても
1.5~3倍程の厚みの断熱材を使用しています
サッシは全て
弊社の「穴井の家」でも使用している
性能も良く見た目の質感もいい
スマートウィン「佐藤の窓」
室内の壁や床建具等も自然素材を使用しており
快適で地球にも人にも優しい建物となっています
「青森むつパッシブハウス」を見学した後は
菊池組さんの他の物件にもお邪魔して
見学をしました
どれも素敵な物件で
もちろん無暖房
冬のことを考えて作られた
とても快適な建物となていました
愛媛では冬と夏のバランスが大切ですが
寒い地域は
どの様に暖房需要を低くするかが
大切になってきますね
今回見学させていただいた菊池組さん
ありがとうございました