今日は12月24日クリスマスイブですね
今年はいろいろとイベントが行われているのでしょうか?
私は特に予定もなく普段通りですが・・・
House de Oreganic北海道視察研修最後の報告です
今回の視察報告は
(地独)北海道立総合研究機構 林産試験場
北海道立北の森づくり専門学校
YKKap北海道工場
上記の施設を視察させて頂きました
林産試験場では北海道内の林業の現状や実験施設などを視察させて頂きました
北海道の森林の丸太生産量としては
カラマツ・トドマツが全体の80%を締めているとの事ですが
おもに利用されている状況は梱包・仕組板・パレットに利用されている
割合が非常に高いそうで建築材にはほとんど使われていないようです
又、北海道の製品の自給率は20%程度で本州からの移入が32%
そして海外からの輸入が45%と地元の木材の自給率が非常に少ないようです
愛媛も建産材の自給率は少ないかもしれませんね
今度調べてみたいですね
カラマツが沢山あるのに建築材料として使われていない理由としては
〝割れ・ねじれ”が大きい為建築材料には不向と言う事で梱包材などに使われているとの事
そこで林産試験場はカラマツ大径材を建築用材として使う技術を研究し
コアドライと言う乾燥技術を開発されたり
カラマツの強度を左右する未成熟材と言われる15年から20年輪の強度の研究をされたりと
北海道材を多く利用できる研究などの話を聞かせていただきました
施設の外には道産CLTを用いた実験棟も建っていました
経年変化で木材が強度も含めどんなふうに変わっていくのかを実験しているそうです
木材をふんだんに使った建物ですがデザインもとてもカッコイイですね
あとは施設内で強度試験などをされているところなどを見されて頂きました
あるメーカーさんのオフレコな実験で写真の公開はNGとの事でしたのでありません
林産試験場の隣にとても素敵な建物が専門学校の校舎です
北海道の林業を守り育て100年先を見据えた森林づくりを推進するを理念にできた学校で
何と四国からの卒業生もおられたようです
就職先は北海道なのでしょうね?
建物の主要樹種は北海道のトドマツ・カラマツ・スギを使用し
新たな建築部材であるCLTやコアドライの材料を使って建てられているそうです
校舎の正面には木質バイオマスボイラーを設置しエネルギーとして
利活用の様子を見える化して生徒さんや見学者の意識を高めているようでした
こんな学校で学ぶ生徒さんがうらやましいですね(^^♪
アーキテクト工房Pureが使っている樹脂トリプルサッシを作成している工場です
松山の担当者に視察をお願いして見せて頂きました
私たちの視察を出迎えする為にわざわざ松山より出張して来てくれていました(^^♪
お声がけ頂いたので北海道に来ることが出来ましたとお礼まで行って頂きました
工場内は写真撮影NGとの事で写真は無いのと見せて頂いたラインは
樹脂ペアガラスのラインでトリプルガラスのラインではなかったのが少し残念でしたね
2泊3日の研修視察も終了久しぶりに研修視察に行きましたが
やはり刺激になって良いものですね
コロナの影響で視察の受け入れも大変だったのではないかとおもわれますが
気持ちよく受け入れて頂いた視察先には感謝ですね
又、今回の視察先をアテンドして頂いた
山本亜耕建築設計事務所の山本さん
お忙しい中本当にありがとうございました感謝です(^^♪