早くも3月に入りましたね
あっという間に月日が過ぎていくのは私だけでしょうか?
アーキテクト工房Pure断熱・気密施工の寺園親子と鳥取と広島の
パッシブハウス認定申請予定物件を視察してきました(^^♪
鳥取県のパッシブハウスは『やまのすみか株式会社』の自社事務所です
社長の田上さんは過去に何度かアーキテクト工房Pure現場に断熱・気密施工の
実務経験をしに来ていただいておりますが
自社事務所をパッシブハウス(認定申請予定)で現在建設中で基本設計はプラン・リーブル高岡さんです
松山から鳥取やらさすが人気の設計士さんですね
松山から車で4時間をかけて現地に出発
まだサッシを取り付けたくらいで全然出来てませんよとの連絡は受けていたのですが
それでも見ておかなくてはの気持ちの方が強く今回の視察の旅に
現地に到着すると田上さんご夫婦に出迎えて頂きました🎵
早々に断熱構成を聞くと
断熱材は屋根・壁共にウッドファイバー(木の繊維)
断熱構成
基礎外周部 ⇒パフォームガード(防蟻EPS)200㎜
土間スラブ下⇒EPS100㎜
壁 ⇒柱充填120㎜+付加断熱200㎜ 厚み合計320㎜
屋根 ⇒屋根垂木間200㎜+タルキ下300㎜ 厚み合計500㎜
断熱構成を聞くだけでもとんでもない厚さですね
アーキテクト工房Pureでもたくさん入れているなと思っていたのですが
断熱構成が薄く感じてしまいますね( ´艸`)
そして窓はスマートウィン『佐藤の窓』が取り付けられていました
四国香川県で作成されている木製トリプルサッシです
高性能な建物にはとても性能の良いサッシで納まりは少し工夫がいりそうですが
これからどんどん使用されていくように思います
早く使ってみたいです!!
現場では壁の付加断熱作業中でしたが
付加断熱の材料も200㎜あるので取付が大変そうですね
そうこうしていると鳥取県庁の住まいづくり課の方が2名来られました
田上社長が私が今回視察に来ることを県庁の方に声をかけられて
わざわざ現場に来ていただいたとの事でとても恐縮です
以前パッシブハウス四国支部の勉強会に鳥取県庁のMさんは来ていただいており
面識はあったのですが今回は課長補佐の方も一緒に来られて現場での苦労とか
納まりなどいろいろとお話しさせていただきました
なかなか県庁の方と高性能な建物のことを話す機会もなくとてもありがたいことです
鳥取県庁のホームページにも載っていますが
とっとり独自の省エネ基準を定めて補助金までいただけるとてもありがたい制度です
国の省エネ基準 Ua値⇒0.87に対して
鳥取健康省エネ基準
T-G1⇒0.48
T-G2⇒0.34
T-G3⇒0.23
とても素敵な基準が出来ています
愛媛県はこんな制度は全くないので少しは見習ってもらいたいですが
私たちが県の方に要望を出さないといけないのかもしれませんね??
翌日は広島で完成している㈱日高建築工房さんの『こころパッシブハウス』認定申請予定の建物を視察させて頂きました
やまのすみかさんも日高建築工房さんも気持ちよく視察を受け入れて頂いき
久しぶりに活力を頂きありがとうございました