家づくりは、人生でもっとも高い買い物ではないでしょうか。
高い買い物だからこそ
妥協せずに自分が求めているものを手に入れたいと思われるかと思います。
しかし、時に金額との折り合いがつかず断念してしあうことも多くあるのでは・・・
そういった資金を少しでも支えてくれるものとして「補助金」があります。
日本の住宅業界にも
さまざまな補助金制度があり、
弊社でも建築させていただいた住宅でも
何度か利用したものもあります。
その中で、今回は
『地域グリーン化事業』という制度を少しご紹介していきたいと思います。
(地域グリーン化事業 HPより)
上の画像にもあるように
地域グリーン化事業は、
木造住宅を推進し、さらに地域との連携・活性化に重点をおいて
事業になります。
しかし、この補助金は誰でも受けるわけではなく
様々な条件があるので、
をチェックしてみてください。
・地域の工務店や設計事務所などが作り出す住宅の信頼度の向上
大手ハウスメーカーやトップビルダーだけでなく
地域の工務店・設計事務所においても
省エネルギーや耐久性等に優れた住宅を造り出すことができることを
知り、地域の事業者の信頼度の向上を図っています。
・地域の木造住宅の需要の増加による地域経済の活性化
地域で住まう方が地域の工務店等に依頼することで
地域にお金が循環するようになり経済の活性化を図っています。
大手ハウスメーカーなど、家づくりに関しての信頼度は高いかもしれませんが
使用している材料は地域のものでしょうか
職人さんや従業員の方は、地域に定着しているのでしょうか。
地域の経済を活性化するのは
地域で定着しており、その場で材料や職人さんなどのつながりを持つことで
周囲の経済は潤っていくように促していきます。
・地域の住宅文化を継承して、街並みを整える
近年、職人さんや地域の事業者の後継者不足で
自社がもってる家づくりのノウハウいわば文化を継承できずに途絶えてしまうことも増えてきています。
また、家づくりは自由ではありますが、
地域にあった家づくりというもの存在しています。
その土地・気候、周囲の環境にあった家づくりは、
その土地の近くで経営している事業者の方がそのノウハウに特化していると言えます。
・地域の林業・木材供給の関係者と住宅事業者との連携によって木材の利用を増加
日本で深刻化していることの1つに林業業界の衰退があげられています。
日本には、たくさんの山々と木が生い茂っているイメージを持たれているかと思いますが
その木材は昔と比較すると使用しているのは一部になってきており
外国からの輸入材が主流になってきているのが現状です。
近くにある素材をわざわざ外国から取り寄せる・・・・無駄なエネルギーと資源を使ってしまっていると思いませんか。
そこで、この事業では地域材をある一定の割合で使用すると補助金額が上がるといった制度もあり、
地域の木材の重要の増加によって林業の推進も図っているようです。
・住宅の省エネルギー化に向けた技術の向上
日本の住宅の性能は、外国から30年ほど遅れているとは言っていますが
まったくもって関心がないというわけではありません。
省エネルギー住宅(日本が定めた省エネルギー基準を満たすもの)には、補助金が該当し
家づくりをサポートしてくれる制度もあります。
少しずつ日本でも家づくりにおいての「性能」「省エネルギー」が注目されるようになってきています。
・子育て家族を支える3世代などの複数世代が同居しやすい環境づくり
子育てには、どうしても共働きや単身赴任など両親だけでは難しいケースもあります。
しかし、3世代など家づくりを使用となるとそれ相応の広さが必要となり、
資金的に厳しくなってきてしまいます。
そういったことを少しでも解消していただけるためにも、複数世代が同居を想定した家づくりにおいても
支援の対象となってきています。
地域グリーン化事業はこの6つの観点から
地域に根差した木造の家づくりを支援してくれる制度になります。
毎年補助事業が行われており、
タイミングや条件などはありますが
少しでも納得できる家づくりにするためサポートしてくれる制度もあるということを
ぜひ知っていただければと思います。