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日射・日照をコントロールして快適な室内空間に

今回は、

日射や日照をコントロールして

室内空間を快適にする手法についてご紹介していきたいと思います。

 

日射・日照調整のことを

サンコントロールといい

直訳すると「太陽の調節 」

 

太陽は、自然エネルギーと呼ばれ

地球に明るさと温度を与えてくれています。

 

家づくりに関係してくるのは、

冬は、温かさを取り入れ

夏は、部屋の中に太陽を熱を入れないようにすることで

少ない冷暖房で快適な室内空間を作り出すことができます。

 

太陽は、お金のかかからない膨大なエネルギーです。

コントロールの仕方によってお家の空間は大きな変化をもたらします。

 

そのコントロールの手法について

ご紹介していきたいと思います。

 

コントロールの手法として

主に2つに分けられてきます。

 

庇やルーバーによる調整

日射・日照を遮断調整するために

建物自体のデザインとして取り入れるのが

庇やルーバーといったものになります。

庇やルーバーは、太陽が入ってくる高さによって設計する必要があります。

日本における季節による太陽の高さは、

夏が高く

冬に低くなっていきます。

太陽が入ってくる角度は、

夏至が78.5°

冬至が31.6°

 

まずは角度を把握することが

庇やルーバーを設計するために必要なことになります。

 

太陽の入ってくる角度のことだけを考えると

夏場は庇や水平ルーバーが有効

太陽の高さが低くなるかつ時間帯によって太陽の位置が変わるような

西日については、可動式のものや縦型のルーバーが有効とされています。

ブラインドやロールスクリーンによる調整

ブラインドやロールスクリーン、シェードなど

後付けで窓周りに付けることができるサンコントロールになります。

 

窓の遮熱の原則は、

遮蔽物を室内側に設けるよりも室外側に設けるということです。

 

室内側に設けるということは、

ガラスを透過してきた熱は

一度室内に入ってきていることになり

室内に付けられた遮蔽物が吸収した熱が

室内に向けても再放射されるため

遮熱効果が低下してしまいます。

 

日射の明るさのみを少なくしたい場合には

遮蔽物を外でも内でも大きな変化はありませんが

熱の出入りを調整したい場合には

設置場所や角度についてを考慮して

ぜひ取り付けてみてください!

 

OB様でのお宅でも

この部屋は日射がよく入ってくる

明るさをもっと落ち着かせたいなど

住み始めてから気づくことのできることもあり

生活スタイルに合わせて

日射・日照調整方法を提案させていただいております。

 

下の写真は、

アウターシェードと呼ばれる

外側に設置される遮蔽物になります。

太陽が実際にどのように影響してくるかは

計算や統計上でもできる限り予測することは重要ですが、

多く滞在する場所、しない場所

予想以上に太陽が入ってきたりと

実際に住み始めて気づくことが多いと思います。

 

ぜひ太陽という自然がもたらしてくれるエネルギーと

うまく付き合って快適な室内空間にしていきましょう!

2020年11月16日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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