「エネルギーパス」という言葉
私自身、これまで耳にしたことがなく
お客様対応時に社長が話しており、知りました。
「エネルギーパス」とは、
EU全土で義務化されている「家の燃費」を
誰が見ても分かり比べることのできるように表示する証明書です。
(2008年、ドイツで年間エネルギー消費量とCO2排出量の表示を義務付ける制度が
スタートし、後にEU各国に広まりました)
引用元:https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/0901/27/news019_2.html
エネルギー消費量が緑色~赤色に色分けされ、緑色になるほどエネルギー消費が少ないことを表しています。
このように、目盛りで見える化し分かりやすいようにされています。
日本では現状、表示義務がなく浸透していません。
お家を建てるとき、また借りる時、
・光熱費は月どのくらいかかりますか?
と、漠然とした質問をしがちですが
月々の光熱費を聞いても家の燃費を正確に知る事は出来ません。
「燃費」を正確に知るシステムが整ってきているのが「自動車燃費」です。
自動車からのCO2排出量を削減することが重要な課題として
自動車ユーザーが自動車を購入する際に燃費に関する識別を容易にし、燃費性能に優れ
た自動車の選択を支援することによりその普及を促進することを目的として
日本の法律第80条第1号により、自動車の燃費値の表示が義務付けされました。
それ以降も表示方法はどんどん改正され、より見てわかるよう変化しています。
以下が表示方法例です。
参考元:https://cacaca.jp/news/40025/
燃費表示で地球環境にエコな車を選べるだけでなく
燃費がわかって、やっとガソリン代として支出するお金が少ないことが分かり、
お財布にもエコな車選びができるようになるのです。
車よりもっと長い間ともにしていくお家。
ー人生で一番高い買い物ー
とも言われています。
お家選びをする時に
EU諸国の「エネルギーパス」ように
”家の燃費基準”が見える化されていると分かりやすく
性能度合いを知ることができますし、
家購入後の長期的な支出(光熱費等)を考えることもできますよね。
このように、世界と比べると建物購入者に対する情報が届きづらい日本。
燃費表示だけにこだわらず、建物に関する根本的な知識がもっと
届きやすい社会になればいいなと思いました。
★アーキテクト工房Pureでは、家を建てる時にも「燃費」を計算しています。
その家ごとの明確な数値を見える化しています。
※当ホームページ内の施工事例の各建物ごとに「建物もの燃費ナビ」がありますので
ぜひ見てみてください。
企業実習生 佐伯