今週末、完成見学会が行われる「内浜町の家」
先日、その個別案内をするということで、
職業実習生 佐伯もご同行させて頂きました。
初めて現場に行き、実際に高性能住宅を拝見・体感できることで
ワクワクな気持ちと、少しでも多く気づきを持ち帰ろうという気持ちで胸いっぱいでした(^^♪
社長とご一緒に現場付近から歩いて行きましたが、どの建物が「内浜町の家」なのか
100m先の曲がり角からでも分かる圧倒的な存在感!
これを最初の印象として持ちました。
早速、屋内に入らせて頂きました。
「わあ!!いい香り!!」
これが私の第一声です。
入ってすぐ幸せな気持ちになったのは、木の香りでした。
まるで、自然の中にいるかのような心地よさと落ち着きがありました。
私は、これまで新築内覧会に行ったことがあるのですが、
ここまで自然素材をふんだんに持ち込んだ住まいに出会ったことはありませんでした。
まずはリビングへと♦♢
シンプルかつ開放的なスペースがそこにありました。
キッチン奥の壁上部が空いているのが分かりますでしょうか?
これは広がりを持たせ、開放感を出す意味合いがあると
お聞きしました。
キッチンはダイニングテーブルと一体化しています。
しかし、キッチン部分のみ15cm低くなっています。
これは、テーブルの高さに合わせているからです。
テーブルの高さは70cm。(標準の高さです)
備え付ける椅子を選びやすいよう、工夫されています。
そして、キッチンは床を下げ、立った状態で家事をする丁度よい高さになっています。
キッチンの床素材は、脱衣所・室内干しルームの床素材と同様で、
「リノリウム」という天然素材を原料とした床材を使用しているそうです。
一見、ビニール製の床材に見えますよね?
リノリウムは、
「亜麻仁油、ジュートなどの食物繊維の他、ロジン・木粉・石灰石・コルク粉などから製造される」
(ウィキペディアより)
有害物質を排出せず環境にもいいようです。
・滑りにくい
・抗菌作用がある
・燃えにくい
・耐久性がある
・静電気が発生しにくく、ほこりが溜まりにくい
と特徴があり、水や火の使用量が多い場所に適していますね。
これから30年、50年…と住み続けていく、住み継がれていく家。
長く住むうえでのこうした工夫は、嬉しいポイントですよね。
そして、各部屋部屋を拝見させていただくうち、
窓の意味とは何か考えるようになりました。
どの部屋にも窓があります。
わたしの思う窓の役割とは、
・明るさを中に入れてくれること
・空気の入れ替えをしてくれること
だと思っていました。
すべての窓は、「樹脂窓」であることを金子さんから教えていただきました。
樹脂窓は、窓枠が全て樹脂でできている窓で、断熱効果が高いです。
アルミ樹脂複合サッシに比べ、熱流出を3割削減できるようです。
断熱効果がなぜ大事なのか「新しい家づくりの教科書(新建新聞社)」で学びました。
断熱効果はその名の通り「熱を遮る」性能です。熱は目に見えませんし、生活に直接影響があるように思われないため、見逃されてきました。しかし、窓を通して入ってくる熱は、実は私たちの暮らしに大きな影響を与えています。夏に窓のそばにいると日差しを浴びているわけでもないのにむっと熱気を感じたり、冬は窓辺がひんやりと寒く周辺の床まで冷たくなっている。そのためにエアコンを強くしたり、もう1枚重ね着したりという経験は誰にもあるはずです。これらは窓からの熱の出入りが家の他の部分よりはるかに起きる現象です。
このように窓断熱性能は暑い寒いという住み心地や省エネを左右する重要なものであり、窓を選ぶ基準として最重要視されなければなりません。家をつくる時に断熱性能の悪い窓をつけてしまい、暑い寒い状態やエネルギーの無駄づかいがずっと続いて後悔することを避けるには、断熱性能にすぐれた窓を選ばなければなりません。その意味で、家づくりと窓選びは一体で考えるべきこと。どちらも手を抜いてもいい家はできないのです。
2020.10.22:新建出版「新しい家づくり教科書」より
以上のことから、高断熱、高気密を考えた家に、断熱効果の高い樹脂窓が必要不可欠だと分かります。
他にも結露で悩まない・どこにいても温度差が少なく過ごせる日常は幸せなことです。
毎日、住む家だからこそ、
高性能住宅にこだわり、ストレスない快適な生活をしてみたいものです。
今回、個別案内に同行し、考えさせられたことをお伝えしました。
今週末の10月24日・25日に完成見学会「内浜町の家」があります。
若干予約に空きがございますので、
是非、高性能住宅を見て、体感してみてください。
職業実習生 佐伯