※※このブログは、新建新聞社さんの
参考にして書いています。※※
に引き続き、フラット35について、
ご紹介していきたいと思います。
フラット35には様々なプランがありますが、
「高性能住宅にはどんなプランが合っているのか?」
ということに注目してみました。
これは特に省エネルギー性や耐震性など
質の高い家を新築する
または購入する場合に
適用できる住宅ローンになっていると言います。
フラット35よりも一定期間金利が0.25%低くなるという制度です。
条件はやはり基本的なフラット35より厳しく、
「高い性能の断熱性などを実現した住宅(省エネルギー性に優れている)」
「高齢者の日常生活を行いやすくした住宅(バリアフリー性に優れている)」
「強い揺れに対して倒壊、崩壊等しない程度の性能を確保した住宅(耐震性に優れている)」
「耐久性を有し、長期にわたり良好な状態で使用するための措置を講じた住宅(耐久性・可変性に優れている)」
の4項目のうち、最低どれか一つを満たさなければならないそうです。
また、フラット35Sには
金利AプランとBプランがあり、
それらの基準となる住宅の技術基準レベル
(建築基準法で定められている基準とフラット35の比較)は、
建築基準法、フラット35、フラット35S(金利Bプラン)、フラット35S(金利Aプラン)
の順に高くなっていくと言います。
金利Aプランと金利Bプランを比べてみると、
金利Aプランでは、
フラット35の金利を最初の10年間下げることができますが、
金利Bプランでは、
フラット35の金利を下げれるのが最初の5年間と
金利Aプランに比べて5年分短くなってしまうそうです。
フラット50もできるなら活用したいプランです。
これは、「長期優良住宅」という国に認定された家の購入(新築含む)で
利用できる住宅ローンのことだそうです。
長期優良住宅とは、
バリアフリー性や省エネルギー性、耐震性などを
国が認定した優良住宅のことを指します。
一般的な住宅ローンの返済年数は35年と言われていますが、
フラット50を活用できれば
返済期間を最長50年まで設定できるそうです。
ただし、条件として、
「長期優良住宅を建築または購入しようと思っている人」、
「申込時の年齢が満44歳未満の人で、完済時の年齢が満80歳未満の人
(親子リレー返済を利用する場合は満44歳以上でも◯)」
などがあり、
特に返済期間についての制限には注意が必要で、
36年以上50年以下
または80歳-申込時の年齢(1歳未満切り上げ)、
どちらか短い年数で返済する必要があるそうです。
例えば、30歳3ヶ月のAさんと
29歳3ヵ月のBさんが
フラット50のプランを検討しているとします。
30歳3ヶ月のAさんの場合、
3ヵ月は1歳未満とされ31歳として考えられます。
80歳ー31歳=49年
となり、49年より下の年数でのローンが組まれるでしょう。
一方で、29歳3ヵ月のBさんの場合、
3ヵ月はAさん同様1歳未満とされ30歳として考えられます。
80歳ー30歳=50年
となり、最長の50年でのローンを組むことが可能です。
このように、
年齢によっては最長の50年でのローンはとても難しく、
50年のローンを組むことができるのは
申込時の年齢が繰り上げなしの30歳未満の人に
限られてしまうので、
すぐに多額の支払いが難しい、
若い人向けのプランとも言えるかもしれません。
性能や質の高い家づくりや購入は
初期投資が比較的高くなってしまうので
建築するのが厳しい、
という方は少なくないのではないでしょうか?
しかし高性能住宅向けの住宅ローンを検討することで
個人差はあるかと思いますが、
その不安な初期投資の費用について多少は改善されると思います。
自分の家の性能がどのプランにあたるのか、
またフラット35Sやフラット50の対象住宅になるのか、
自分たちで確認しておくことも
家づくりをする上で大切になってくると思います。
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