※※このブログは、新建新聞社さんの
参考にして書いています。※※
「依頼先候補が高性能なエコハウスをきちんとつくれるか」
を見極める一番の方法は、
「顧客が住んでいる家を訪ね、
居心地を体感し、
住まい手の本音を聞く」
ということだと言います。
その際、建物の断熱性能を表す
「Q値」「UA値」、
気密性能を表す「C値」も聞いておき、
その数値に体感を重ね、
自分たちにはどれくらいの性能が必要なのか
考えてみると良いですが、
そう簡単なことではありません。
信頼できる高性能なエコハウスのプロに、
性能についてはお任せするのが一番楽で
失敗が比較的少ないとよく言われがちですが、
その家で実際に住むのは
依頼されて家をつくる側の人間ではなく依頼して家を買う側の人間です。
そこで今日は、
高性能な家づくりを検討する(依頼して家を買う)上で
「どの依頼先候補が高性能なエコハウスをきちんとつくれるか」
というポイントをご紹介していきたいと思います。
広く取り扱っているところよりも
専門店のほうがより深い知識をもっていることが多く
質問しても丁寧で明確な答えをしてくれるところが多い傾向にあるそうです。
また、考え方や目指す性能値・室温・光熱費などを明確に示してくれる方が
信頼できるところだと言えるそうです。
特にC値についてはしっかり確認しておく必要があります。
というのも、性能値の中でも代表的なアピールされやすいUA値は
計算で算出することができますが、
C値は計算だけでは算出できず
実際に建てられた建物(気密測定ができるところまで施工が進んだ段階以降)
で気密測定機による測定がメインになってきます。
そのため業者によっては厄介な指標である場合があり、
職人の技術のよしあしに左右されやすい値なので、
施工がしっかりしていない場合
C値について積極的に触れてこなかったり、
質問してもはぐらかされてしまうこともあるそうです。
「高気密だと息がつまりますよ」
などとごまかす業者も中には存在すると言います。
そのような業者は家づくりに対する姿勢が疑われるので
候補から再検討をおススメします。
「室温や光熱費をシミュレーションしながら設計を行い、
建てた後の結果を元に改善を続けている」
というのも大切になってくると言います。
お家一つ一つ環境が違います。
そのため設計の前段階から
お家を建てるその地域の温熱環境などを
現地に行くなどして調べる必要があります。
また、建てた後のアフターフォローも欠かせないものです。
実際に住んでみてわかってくることや問題も発生してくる場合があります。
なので、出てきた問題をほおっておかず、
きちんと対処・アドバイスしてくれる業者であるかどうかも
見極めたいところです。
高性能なエコハウスを積極的に公開・提供しているということは、
それだけ「自信がありますよ」ということに繋がりやすく、
信頼するポイントにもなるでしょう。
その会社が運営しているホームページはもちろん、
雑誌や他社が紹介しているところは
その雑誌や特集を運営しているところもその業者を信頼しているというのにも
関わってくるかと思います。
「エコハウスに関する認定を取得している」、
「コンテストの受賞歴がある」
というのは、それだけ実績や実力がある
ということに繋がってくると思います。
認定や賞はそう簡単には取れないものです。
例えば「日本エコハウス大賞・新築部門」では、
応募シートのほか、
平断面図と外皮性能や
エネルギー消費量がわかる資料の添付が必須になってくるので、
書類審査の時点でも、
厳しいチェックがなされていると考えられるでしょう。
以上4つのポイントに分けてご紹介させていただきましたが
お家づくりはよく、「お見合い」に例えられます。
お見合いの多くは、
直接会ってお話をしたり一緒に食事をしたり。
オンライン環境がよくなってきたとはいえ、
会ってみないとお互いの本心は見えてきません。
なので家づくりにおいても
お互い顔を見合わせて一緒に将来について考えて行く、
という形はあり続けるべきだと思います。
最終判断は、「直接会う」、
すなわち「直接事務所に足を運んで直接想いを伝える」
この方法をおすすめします。
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