こんにちは
6/1~6/5の4泊5日 aSp台湾研修旅行について
今回は最終日の様子をアップします
最終日の予定は
4日連泊したホテルをチェックアウトして
バスで「三峡」という町まで移動
ココで視察研修
その後
台北(桃園)空港へ移動
14:30の飛行機で 高松へ そして更に車で松山へ
目次
1 ごくごく簡単に「三峡」について
2 三峡で見たモノ
3 台湾研修を終えて
1 ごくごく簡単に「三峡」について
・台北から三峡までは鉄道で40分ほどの距離です
・三峡の周辺には三峡渓、大漢渓、横渓の3つの河が流れています
三峡はこの川の水路を利用して特産品を台北に向けて運んだことで発展した街です
・主に運ばれていたのは 樟脳・布(染色技術が発達していた)木材・お茶など
これらは戦前非常に高価なものだった為 高値で売れたそうです
2 三峡で見たモノ
① 清水厳祖師廟
建てられたのは1769年
中国の民族的英雄・陳昭応(清水祖師)が祭られています
1833年に 地震により損壊
1895年には 進駐してきた日本軍に焼かれるなど
幾度となく 危機的状況にみまわれましたが
そのたびに再建され
その再建は 今もなお続いている状態でした
建物は石段、床、壁、柱、基礎部分など、下部は石造り
柱の上部は木材で作られ、接着剤や釘を用いないで
木組みで構成されているそうです
装飾は絢爛豪華 彫刻も実に繊細
ついつい見入ってしまいますね
② 赤レンガの三峡老街
見てのとおり 赤レンガのストリート
日本統治時代につくられたストリートです
通りの長さは260メートルあり
その通り沿いの建物は 「騎楼建築」という建築様式で
2階部分が道路際まで張り出して
その下がアーケードになっているのが特徴です
歩行者にとっては 日差しや雨よけにもなるので
台湾の暑くて雨の多い気候にはもってこいですね
ここでお気に入りベスト3
パン屋さんの看板
壁にあった番地の表示
排水溝の蓋
どれもレトロな雰囲気がいっぱいです
ちなみに 建物に使われている赤レンガは
建設当時 日本から運ばれたものだそうです
ビックリですね
3台湾研修を終えて
台湾には 日本統治時代の古い建物が数多くありました
そして その建物をリノベーションして
そこが観光スポットとなり 街が活性化されていく
なぜ このようにリノベーションが盛んに行われるようになったのか?
そこには「文化創意産業」略して「文創」というものが
深く関わっているそうです
文字通り「文化と創造性を結びつけた産業」
ということらしいのですが
音楽・ファッション・映画・テレビ・ラジオ・出版・
広告・建築・デジタルコンテンツ・
クリエイティブなどをパワフルに組み合わせることで
商品開発や街づくりや観光地づくりにまで
発展させようということらしいです
これは 以前社内で話題となった
持続可能な開発目標(SDGs)の一環だと思いました
台湾ではすでに浸透していたんですね
そしてこの「文創」は 政府が支援をしているそうですよ
親日家と言われる台湾の人達
そうはいっても 長い日本統治時代も
良いことばかりではなかったと思います
なのに そのころの建物・歴史もすべて引き受け
そこをたくさんの人達が幸せになれる場所へと甦らせる
このパワーの源は
独自の政府、国会、裁判所、軍隊、通貨など
独立国にとって必要とされるものは兼ね備えているにも関わらず
国として 未だに 国際的には認められていない という現状を
自らの手で打破しようとする強い思いからきているのだろうか
自立こそしていませんが
皆で一丸となって「台湾」を守ろう 盛り立てよう
という思いが感じられます
だからこそ 訪れたたくさんの人々を魅了するのではないでしょうか
私もしっかりそのうちの一人ですが
まだまだ 見たかったものがいっぱいあり
台湾への熱い思いが 続く日々です 笑
機会がありましたら 是非 また行きたいと思っています
台湾での最後の食事は
お昼 台北空港で食べた ベジチャーハン と ビール
振り返れば ご飯は本当にどれも美味しかったです♪
最近TVで知った「香港デモ」の件
「今日の香港は明日の台湾」と言われていますが
研修で見た
台湾の平和な風景がなくなることだけは 避けて欲しいです