今週は雨も降って日射も無いので寒いですね
いよいよ冬支度が必要ですね!!
大間の家ではまだ半袖で過ごしていますが( ^ω^)・・・
久しぶりに東京に出張してきました
目的はパッシブハウス・ジャパンの10周年記念誌作成の為の理事対談の撮影です
東京への出張は1年9ヶ月ぶりで飛行機の予約をするにもコロナの関係で
便数が減っていいてちょうど良い時間の便が無く大阪経由で東京行きを予約
今までの2倍の時間を使っていくことにしました
便数も減っている為なのか大阪までは満席でした
東京駅近くにあるオフィスに集合
本当に久しぶりに皆さんにお会いいたしました
オンラインで話しているのでお久しぶりの感じでないのがまた不思議ですね?
雑誌者の編集長K氏からの質問で
国土交通省は発表した
〝戸建住宅のZEH水準を上回る等級の設計について”
理事の皆さんはどうの様に思われますか?
「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」
の委員にもなったおられる竹内理事曰く
国土交通省がいきなり等級6・7を出してきたこと自体ビックリしたとの事
等級6と7が出来て5から7地域では外皮性能Ua値が
等級6⇒0.46W/㎡・K
等級7⇒0.26W/㎡・k
私たちの住んでいる松山は地域区分は7になりますので
等級7にする為にはUa値は0.26以上にしないといけないわけですが
普段と造っているアーキテクト工房PureのUaは0.25前後で
そんなに大騒ぎする必要もない数値になりますが
本当にUaで良いのかと言う議論となりました
Ua値とはあくまでも魔法瓶構造の数値で有り
建物が南を向こうと北を向こうと松山市内に建てようと
北海道に建てようとUaは変わりませんが
南向きだと日射の影響を受けやすいが北向きだと日射が入りにくい
松山の様な温暖な地域もあれば北海道の様に冬の気候はきびしい地域もある
当然室内環境はすべて同じにはならないのはなんとなくわかりますよね
でも国の基準Ua値の数字は同じなのです
果たしてこれで良いのか?
そこでパッシブハウスの認定を受ける為に使えわれている数値はKwhです
例えば年間平均で建物を20℃暖房する為に床面積に対してKwhのエネルギーが必要か?
パッシブハウスの暖房需要は15KWH/㎡・年以下と決められています
その為に窓の性能、大きさだったり断熱材の厚みや24時間換気の性能など計算して
Kwhの単位であらわしていきます
南向きで計画する建物と北向きで計画する建物とは当然ですが
窓の大きさ、断熱材の厚さなどを変えて計画しない同じKwhにはなりません
まして建築地が違えばもっと違いが出てきます
それでそれぞれの環境で同じKwhのできれば
南向きであろうと北向きであろうと何処の地域に建っている建物であろうと
玄関を入った時に感じる体感は同じになるのです
と言うことでKwhが大事と言う話になり
Ua値は禁句としKwhで話をしないとダメでしょうとまとまりました
Aさんのお家は暖房需要は○○KwhでBさんのお家は□□Kwhでと
車の燃費の様な話が普通にできるようになりたいですね
皆さんもこれからの会話は Kwh で話をしませんか(^^♪