こんにちは
12月も半ばに近づくと
年末の大掃除が気になってきますね
断熱性能・気密性能が高い
高性能なお家だと
まず 家中どこへ移動しても寒くないので
掃除をするにしても
思いつきやすく
身体も楽で
とてもはかどります
外での掃除は寒いですが
「さっさと終えて 暖かい家に入ろう」
と頑張れます
高性能なお家は
なにかと助かります
さて
アーキテクト工房Pureでは
只今
築30年のお家を
改修工事させていただいております
西条市「丹原田野上方の家」
※コチラもご覧ください
家全体をすっぽりと
断熱・気密施工されるのは
もちろんですが
それ以外で 現場に行ってみて
印象的だったことを書こうと思います
contents
1 土壁を味方につけよう
2 瓦屋根のお家
3 快適な吹き抜け空間を実現しよう
4 まとめ
コチラのお家の壁にはもともと
土壁が存在していました
土壁とは古くから
家づくりになじみ深い素材です
その理由は
蓄熱作用がある
室内の暖かさ・涼しさをため込んでくれる
そして
室内の温度変化に応じて
うまい具合に放出してくれる
調湿作用がある
日本の夏は高温多湿といわれています
そんな日本に
古くから存在する
ということで十分理解できますね
更に
土は燃えにくいことから
耐火作用があるとも言われています
こんなにも賢い
自然素材の土壁を
活用しない手はないですよね
なかでも
主に期待しているのは
蓄熱作用です
※コチラもご覧ください
松前パッシブハウス・大間の家
でも壁の中に土壁が施されていて
なんとも心地よい空気感を
もたらしてくれています
寒くなっても無暖房で
快適に過ごせる時期が長いのは
やはり 土壁のおかげだと思います
よって
コチラのお家の土壁も
断熱材に挟まれる(守られる)形で
部分的に残されます
瓦の耐久性は50年以上ともいわれています
築30年のコチラのお家でしたら
まだまだ頑張ってもらえそうなので
そのまま残すことにしました
土壁同様 やはり
昔から使われているものなので
日本の気候には合う素材ともいえます
そして 熱を伝えにくいとも言われています
最近 瓦が使われるのは
新鮮でもあるので
新しい外壁 窓 ドア
などと合わさり
どのような雰囲気の外観になるのか楽しみでもあります
南側には 窓を設置して
この部分が吹き抜けとなります
『吹き抜けのある部屋は寒い』
と言われる方がいますが
それは
暖かい空気は上へ上がり
冷たい空気は下へ下がる
習性によるものです
しかし 断熱・気密がしっかりされていたら状況は違ってきます
例えば 冬場
暖房によって
暖められた空気が上へあがったとしても
気密がしっかりされていると
出ていく場所がなく
更に断熱もしっかりされていたら
外の影響は受けにくい為
暖められた空気は必然と室内にたまり全体へ広がっていきます
よって
安定した室温が実現されます
明るく開放感のある吹き抜け空間でお寛ぎ頂けます
※コチラもご覧ください
活用できるものは生かして
足らない部分はプラスする
30年間お家としての役目をしっかりこなした
以前のお家への敬意もはらわれながら
工事は進められています
断熱性能・気密性能が高まった
お家の快適さを
一日も早くお施主様に味わって頂きたいと思っています