今年もあと40日ほどで終わりでアットいう間に12月ですね!!
月日が経つのは早いですね?
先週書いたブログの続きで今回は視察してきた
梼原町の建築物のことを書かせていただきます
高知県梼原棟は山間部の中にある小さな町ですが
オリンピックの会場となる国立競技場を設計した
隈研吾氏の建築物が沢山建っています何故、こんな山間部に隈研吾氏の設計した建物が??と思いますよね
今回、地元のガイドさんをお願いして隈研吾氏設計の建物を案内していただきました
いろいろと裏話などもよくご存じなガイドさんで楽しく時間を過ごさせていただきました
にも紹介されていますが6物件もの建物が建っています
ガイドさんのお話によると隈研吾氏が梼原町に初めて来たのは
高知県の設計士さんで小谷匡宏さんと言う方が
隈研吾氏が30歳代の時に梼原町に誘い『芝居小屋 ゆすはら座』との出会い
「細い柱であんなに大きな空間をつくっていて、すてきだ」と感銘を受けたのが
梼原町に建築物を建てる始まりだったそうです
大正時代の和洋折衷様式の建物で芝居や映画上映などの住民の娯楽の施設
平成7年に現在の場所に移転修復され現在でも神楽の上演や会合等に利用されている
隈研吾氏が初めて梼原町で設計した建物らしいのですが
ガイドさんの話によると当時は木造のことがよくわからなかったようで
実際に設計をしたのはレストランの下にある公衆便所だと言われていました
それでも隈研吾氏設計のホテル・レストランと言われるんですね!!
雲上のホテルから隣接している温泉施設に行くための架橋の様ですが
町内の産の木材をふんだんに利用した建築物でガイドさんの説明によると
架橋通路には補助金は使えないので雲の上のギャラリーを作り展示することで
補助金を利用して建てた建物ですと裏話を話していただきました(笑)
地獄組といられる隈研吾氏が名付けた木材を組んだ模型が展示されていました
国道440号線の拡張工事に伴い平成18年に現在の所に移転
庁舎の中には役場以外に銀行・商工会議所などは一緒に入っており町民の方にとっては
用事が同じ建物の中で終わらすことができる便利な合同庁舎となっているようです
構造体は、自然空調を前提とした木造ダブルラティス構造で出来ており
屋根の上には太陽光発電パネルが設置されて四国電力からの叙情電力の買取も沢山あるようです
又、CASBEE評価Sランクを取っている建築物となっています
見た感じは鉄骨ALC造の建築物の様で館内の柱に木の枝のように木材を組んで取り付けられています
この木材が大きく館内の雰囲気を変えています
ガイドさん曰くただの鉄骨造の建物なんだけど木をうまいこと使っているよねと言われていました
隣には高齢者施設のYURURIゆすはらが雲の上の図書館と同じ外観で建てられています
雲の上のホテル別館で梼原町の特産物販売とホテルが融合
外壁には茅葺屋根に使われる茅を束ねて外壁にしていてとても目を引くファサード
消防法に茅吹きでは通らないために構造はRC造で茅は装飾品の扱いですと
ガイドさん笑いながら説明をして頂きました
2010年に竣工したそうですが外壁の茅はすでに一度吹き替えをしたそうです
良質な茅を集めるのが大変で県外から取り寄せていると言われていました
隈研吾氏の設計した建物は木をふんだんに使った建物で木造建築物とはちょっと違っていました
それでもあの隈研吾氏が設計した建物は梼原町には沢山あると言う事で観光地の目玉となっていますね
ガイドさんの話では雲の上のホテルを4年後には建て替える計画が進んでいると言われていました
建て替えられると話題になり梼原町を訪れる方が増えるのでしょうね
建築家が街の活性化に貢献していることは素晴らしいことですね(^^♪
併設しているキャンプ場も改修されオートキャンプ場になるそうで完成したら
視察がてらキャンプにも行きたいですね
楽しみです🎵