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平成28年省エネルギー基準~熱貫流率の単位~

今日は先日の続きで、

平成25年基準から平成28年基準で変わった単位

についてお話ししたいと思います。

 

 

 

 

基礎の熱貫流率

基礎の熱貫流率について

単位の変更が一部行われています。

 

 

平成25年省エネルギー基準では、

熱貫流率U値が使用されていましたが、

平成28年省エネルギー基準では

線熱貫流率ψ(プサイ)値に一部変更されています。

 

 

熱貫流率も線熱貫流率も、

熱の伝わりやすさを表した値のことで、

値が小さいほど断熱性能が優れているという認識がされています。

 

異なる点はというと、

熱貫流率は主に外皮の熱貫流率(W/㎡・K)

線熱貫流率は主に熱橋または土間床などの外周部の線熱貫流率(W/m ・K )

という点で、

簡単に言うと、

で表しているか

で表しているかの違いであると考えられます。

 

 

 

線熱貫流率ψ(プサイ)

線熱貫流率ψ(プサイ)

という言葉に慣れていないので、

もう少しこれについて触れてみましょう。

 

 

上記でも述べましたが、

線熱貫流率ψ(プサイ)は

主に熱橋や土間床などの外周部の指標として

用いられる場合があるそうです。

 

例えば、

断熱材が屋根と壁で交差する部分

壁同士が角でつながる部分、など

断熱材が線のように細くなる箇所に多いとされています。

 

 

 

 

平成28年省エネルギー基準まで振り返ってきて

2020年現在で一番新しいとされている

平成28年基準。

和暦を西暦にしてみると2016年。

今から4年ほど前に制定された基準

ということになります。

 

 

昭和55年基準から

改正や見直しを重ねてきた日本の省エネルギー基準。

 

昭和55年から平成28年まで

およそ36年の年月が経っていますが、

住宅先進国と比べると、

まだまだ基準が遅れています。

 

例えば日本では住宅への

省エネ基準適合義務が

一部を除いて未だなく、

努力義務とされていたり、

樹脂サッシの需要が高まる中

アルミサッシ(シングルガラス)が新築住宅で

使用がされていたり、など。

 

昭和55年基準の頃に比べると

少しづつ改善されていっていますが、

それも36年間の出来事で

36年間もあれば

もう少し高い基準でもいいのでは・・・

と個人的に感じました。

 

また、2020年に施行予定だった

今までよりも強制力のある

基準も見送られているので

「日本の住宅は先進国の中でも遅れている!」

と声がところどころで上がりつつも

遅れが取り戻せない状況になりかねない気もします。

(そこは大人の事情というものがあるのでしょうか‥汗)

 

 

あくまで一個人の意見にはなりますが、

お家づくりに関わっている以上

日本の住宅をもっと

快適なものにしたいと

改めて感じさせられました。

 

 

ここで私ができることは、

発信をすることです。

このブログがお家づくりを考える人の糧に

少しでもなってくれれば幸いです。<(_ _)>

 

 


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2020年09月10日まじめな話| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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