現場監督やまもとの現場日誌 No.26
先日
伊予市「下三谷の家」にて
気密測定が行われました!
お家の性能の1つ
「気密性能」を知るための
測定になります!
気密性能とは・・・
お家にいらない隙間がどれだけあるのか
ということです!
窓や玄関まわり、壁を貫通して電気の配線が必要なところなど
お家には様々なところにすき間ができやすい部分があります。
このすき間は、あってほしくないものです。
余分な空気の出入りをできるだけなくすことで
エネルギーを無駄なく使うことができ、換気もしっかり効くようになります!
いよいよ測定開始です!
お施主様立会いの下
気密測定士の森田さんによって測定が開始されました!
今から行う測定について森田さんから
どのようなことを知れるのか、どうやって測定するのか
すき間がどのくらいあるかなど
とても分かりやすく説明していただいております!
ありがとうございます!
いらないすき間を測定する際には
簡単に言うと
お家の外と中から測定する方法があるのですが、
その方法によって気密性能に違いが生じる場合があります。
主に窓や玄関の開き方が大きく関係してくるのですが
より正確な気密性能を知るために
外と中、両方の測定を行っております。
※専門的に言うと
「減圧法」と「加圧法」と呼ばれる方法です。
結果としましては・・・・・
測定不能でした😲
すき間がほとんどないため
機械で検出できないとのこと。
そこで、
正確ではありませんが、参考に気密性能を知るため
配線に使用するスリーブの養生を一部はがして
再測定を行い、なんとか検出することができました!
〇減圧法の結果
いらないすき間の面積は15㎝²。
これを床の面積で割ったものが気密性能C値になります。
延べ床面積が127.27㎡。
C値が0.12㎝²/㎡
〇加圧法の結果
いらないすき間の面積は16㎝²。
C値が0.13㎝²/㎡
今回のC値は、あくまで参考の数値とのことです。
機械で測定できる範囲ですき間が検出できなかったので、
一部配管を開けて検出しました。
ただその面積をいらない面積から開けた部分の面積を引けば
正確なC値が出るといった単純な話でもないようなのです。
しかし、わざとすき間をつくっても
この気密性能となると、施工していただいた
大工さんや職人さんに精度・正確性には毎度のことながら驚かされています!
ありがとうございます!
お家の性能は、完成してからは向上させることが難しくなります。
初めの段階から、
断熱をしっかり入れてお家を包み込む
いらないすき間をできる限りなくしていくなど
後々になると難しくなる工事を
可能な時にできるだけお家の性能を求めることが必要になるではと思います。
住み始めて、
暑い・寒いを感じたり
すき間風を感じ、結露が生じて不快な思いをしないためにも
どこまでお家の性能を求められるかは
最後はお施主さんの希望にはなりますが
後悔しないために性能について向上を検討してみてはいかがでしょうか?