スタッフブログ
STAFF BLOG

長寿大国な日本だけど、健康に長生きしているわけではない?

※※このブログは、新建新聞社さんの

あたらしい家づくりの教科書

参考にして書いています。※※


 

 

 

医療コストは増すばかり。困ったときのお医者頼み、薬頼み

私たちの健康な生活に必要な医療関係のコストについて、

歯科は1990年と2010年でほとんど変わっていないそうですが、

外来診療3.7兆円

入院費調剤関係はそれぞれ5兆円増加していると言います。

5兆円というと、

日本の年間の国防費と同じぐらいだそうです。

長生きするために多額のお金を医療費に費やしていることが

読み取れます。

 

 

長寿だけど不健康?これって幸せ?

日本の医療費は40兆円を超えているそうです。

まさにこの膨大なコストによって

世界有数の「長寿大国」という名前が

保たれているのではないでしょうか?

しかし、長寿と健康は異なります。

介護などが不要で、

健康で自立した生活ができる期間のことを

「健康寿命」と言いますが、

平均寿命が長い日本では

「不健康な期間」

長い傾向にあるといいます。

不健康な期間とは、

健康寿命と平均寿命の差のことを指します。

この不健康な期間ですが、

住まいと健康リノベーション研究所HPより

日本は男性・女性の平均でおよそ11年であるのに対して、

アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・中国ともに、

7年~8年程度である

というデータ示されています。

日本人は、

みんながみんな

健康なまま長生きしているわけではないということが

わかります。

 

 

食べものや運動よりも住まい?健康と住まいのコスト事情

近年、医療費増加を抑制する試みの一つとして、

生活習慣の改善が大きく取り上げられているそうです。

その取り組みの代表的なものが、

適切な食べ物適度な運動であると思います。

もちろん適切な食べ物や適度な運動で

健康が改善されることは確かですが、

欧米では当たり前にされている

住環境に関する取り組み

日本ではまだ浸透していないといいます。

 

住環境の取り組みの例を挙げると、

イギリスでは、

副首相府・英国建築研究所が開発した、

住宅の健康安全性を評価するシステムがあり、

リスクの高い建物には改善命令が出されるそうです。

チェックされる項目は、

温湿度や有害物質、

防犯、騒音、感染症対策、

家内事故対策など29項目におよび、

国民の健康を維持するために

住環境の整備に力を注いでいるといいます。

 

対して日本では、

そもそもの住宅に関する基準が

欧米と比べると全体的に低く、

住環境の整備に力を注いでいるかというと

全部が全部そうではないというのが

現状ではないでしょうか?

 

 

 

「長寿大国・日本」

と言われていますが、

それは医療が発達し、

お医者さんや薬に頼ることができているからこその

長生きだと思います。

「健康大国・日本」

をこれからは目指したいところです。

 

 

 


新建新聞社さんの

「あたらしい家づくりの教科書」の本のご購入はこちら

 

 

2020年06月16日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アーカイブ

ブログ内検索

お問い合わせ・資料請求