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資産価値について考えてみた

四国地方早くに梅雨入りしていたのですがようやく梅雨らしくなりましたね

一昨年のように集中して豪雨にならなければと思います

 

6月8日のYKKap主催の「Live Stream Forum 2020」のオンラインセミナーを聴講して

新建新聞社の三浦社長とさくら事務所の長嶋会長の話で住宅の資産価値の話が出てました

私も今の日本の住宅の資産価値に対して思うところがあったので少し書いてみます

あくまでも私の主観ですが・・・

 

 

私たち工務店が建てている建物は資産価値があるのか?

資産価値とはで調べると『財産として評価した価額』『利用価値』と書いてあり

不動産の資産価値は、土地と建物を分けて算定することが多い。

土地の資産価値→立地、区画形質などによって

建物の資産価値→立地、デザイン、管理状態などによって決まる

一般に、土地の資産価値は経年的に変化しない一方

建物の資産価値は建築後の時間経過とともに減少するとされる

ただし、不動産の資産価値は、通常、土地と建物が一体となって形成しているから

両者を截然と分けて評価することには限界がある

 

と上記のようなことが書いてありました

 

 

私たちが建てている高性能な建物も土地の立地によって併せて評価されるために

かりに郊外で自然が豊で素晴らしいロケーションの土地に高性能住宅を建てて住んでいても

買い物、病院など都心まで出て行くのに不便なとこをは資産価値は低いと言う事になるかもしれませんね?

松山市で資産価値を求めるのであれば電線沿いで駅が近くにあり市内に出向くのに便利なところ

この様な条件のところは土地の価格の高いところとなり高性能な建物を土地購入と合わせると

結構な総額になってしまい購入できる方は限られた方になってきます

そのため新築住宅を求められる方の多くは土地価格の安価な所を探し全体の総額を抑えて

土地建物を購入されると言う事になると将来の資産価値は高くはならないとところが多い

ということになりますね!!

 

 

そもそも資産価値が高いとか低いとかはその土地・建物を売買して初めてわかる事ではないでしょうか?

海外では新築を建てるより中古を買って家族構成の変化などによって移り住む事が多く

その時少しでも高く売れるようにメンテナンスを行っていると聞きましたし

フランスの一部の地域では新築を建てると100年間の間は解体出来ないという所もあるようです

逆に考えると100年間長く使えて数十年先でもメンテナンスができる素材を使い

建物を建てないといけないと言う事になります

日本人は海外の方のように移り住む文化ではないので土地を買って新築を建てると

一生そこで過ごす方の方が多いですね

それも35年のローンを組んでおまけに病気になったらローンが返せなくなっては困ると

団体生命保険に加入してまるで命と引き換えにローンを組んでいる事となります

それだけではなく金融機関等の建物の評価格は20年位でほぼ無くなり35年ローンの内

15年位は評価格の無い建物にローンだけ払っているのが現状ではないでしょうか?

 

 

海外では家は『資産』

日本では家は『耐久消費財』

と言われているようでなんだか寂しくなりますね!!

 

 

日本人の言う家は一生で一回の買い物だとすると

・カッコ良くて自然素材で時間の経過とともに味が出て

・寒くも暑くもなく、少ないエネルギーで生活でき地球環境にも優しく

・いつ来るかわからない大きな地震にも家はシェルターであるように耐震性が高く

・孫~ひ孫の代でも壊すの勿体無いのでメンテナンスしてもう少しこの家に住み続けよう

こんな風になっていけばその家系で資産価値が高いと言う考えになったらいいですね

 

これから人口減少がどんどん進み新築を建てる方は少なくなるかもしれませんが

せっかく建てる新築ならよーく考えて家づくりを行いたいですね(^^♪

あくまでも個人的な主観です!!

2020年06月12日まじめな話| 投稿者:高岡高岡
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