とてもお天気が良いこの日、
エコウッドトリートメントの塗布作業に携わらせていただきました!
【作業を開始して間もなくの様子】
そもそもエコウッドトリートメントとは何なのか?
エコウッドトリートメントは
北欧生まれ、カナダ育ちの
水性粉末木部保護剤
と言われるものです。
保護剤なので
ペンキのような強制的な色の付け方ではなく、
木材に含まれている成分が紫外線に反応して発色する
という仕組みになっています。
また水性粉末木部保護剤という名前の通り、
エコウッドトリートメントの粉末を
水に溶かした状態で木材に塗布するため、
下の写真のようにほぼ無色透明の液体の状態で使用します。
そのほかのエコウッドトリートメントの特徴は
①顔料が含まれていないため
着色用塗料に発生しがちな「色ムラ」が発生しない。
②塗布後の変色は、
スギ、ヒノキ、パイン、赤松といった針葉樹は緑から茶色に変色し
時間が経つとこげ茶へと変わる。
けやきをはじめとする広葉樹はグレー掛かった緑から茶色に変化する。
ただし、材質・産地・厚さ・温度・天候などにより異なる。
③自然素材のみを調合して作られているため、
土の中、水分の中に有毒な成分を一切残さない。
自然環境・動植物・人類に影響を及ぼすことなく安心。
④一度の施工で半永久的に利用できるため、
メンテナンスが少なくて済む。
良いこと尽くめですね(^^♪
また、弊社では
エコウッドトリートメントを塗布する木材に無垢材を使用しています。
無垢材は、ある程度まで乾燥すると
周囲の水分を吸・放出して自らの水分を保とうとする性質(調湿作用)があり、
お家に使う木材として加工された後もその性質は健在します。
なのでお家の一部分になっても
しっかりとその性質は生き続け、
湿度を快適な状態に保ってくれる効果もあります。
エコウッドトリートメントを塗布した無垢材は
経年変化の木のぬくもりをそのまま感じることができ、
長持ちしながら環境にやさしい素材になります。
作業風景は次のような感じです(/・ω・)/
容器の中に、エコウッドトリートメントの粉末を水で溶かして
木材を入れます。
ブラシなどを使って木材に十分浸透させた後、
木材を運んで乾かします。
このように、
元の木材の色(明るい茶色)から
暗い茶色に変わったら
きちんとエコウッドトリートメントが木材に浸透しているというしるしです。
私が携わらせてもらった作業は、
エコウッドトリートメントを塗布した木材を
移動させるというのが中心でした。
最初はこれくらいだったのが、
このくらいの量に!
手作業なので大変でした(笑)
この後、雨水にさらされて色むらが出ないように
水でエコウッドトリートメントを
洗い流す作業もあるとのことなのですが、
それはまた後日に‥
手作業で力仕事なので
体力をたくさん使う作業ですが、
これもまた、
快適なお家での生活を施主様にお届けする、
重要な作業です。
「快適」
という一言には、
いろいろな想いとたくさんの作業が
込められているんだと
改めて感じた1日でした。