
漆喰と珪藻土
こんにちは
今日は漆喰と珪藻土の違いについて調べました。
まず、漆喰と珪藻土は何からできているのか。
漆喰の主な原料は、消石灰です。
消石灰は石灰石を焼いて水を加えることでつくられます。
この消石灰に糊や繊維、砂などを加えて漆喰となります。
主成分は水酸化カルシウムでアルカリ性です。
珪藻土の主な原料は、
単細胞の植物性プランクトンの殻が
海底などに沈殿して化石化したものです。
それらを細かく砕いて粉末状になったものに
つなぎである粘土や石灰、接着剤を加えることで塗り壁などに使用されます。
主成分は二酸化ケイ素で、シリカや無水ケイ酸とも呼ばれます。
漆喰と珪藻土にはそれぞれに様々な性能があります。
漆喰には、自己硬化性、抗菌性、調湿性が特徴的です。
自己硬化性は、主成分である水酸化カルシウムが
空気中の二酸化炭素と反応して徐々に硬化することです。
時間が経てば経つほど硬くなり、強度が増します。
漆喰は強アルカリ性のため抗菌作用があり、
ウイルスや細菌の感染力を低下させます。
漆喰で塗られた壁は「呼吸する壁」と言われるほど調湿性能が高いです。
湿度の高い夏に余分な水分を吸収し、
湿度の低い冬に水分を放出してくれます。
珪藻土は、消臭効果、調湿性、吸音性が特徴的です。
珪藻土には無数の小さな穴があり、湿気を吸収するとともに
ニオイ分子の揮発も抑えるため消臭に効果的です。
主に水溶性のニオイ分子を吸着します。
また、先程書いた通り「多孔質構造」なため音を吸収し、
反響を抑える吸音性にも優れています。
吸音効果とともに遮音効果にも期待ができ、
特に低音域の音を吸収する傾向にあります。
わたしたちは塗り壁の仕上げとして主にこの二つを使用しています。
漆喰は内側、外側どちらにも施工することができ、
珪藻土は消臭効果、防音効果に優れているため室内の仕上げとして使われます。
それぞれの場合やお家の雰囲気に合わせて施工することで
おしゃれで快適な環境を造り出します。
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