こんにちは
1月15日~1月17日の3日間オンラインで開催されたパッシブハウスジャパン主催のPHPP集中講座に参加しました。パッシブハウスジャパンが開催している省エネ住宅設計の基本が学べるセミナー(試験有り)省エネ建築診断士に合格すると受講することが出来るもので
PHPP(Passive House Planning Package)という省エネ建物のエネルギーバランスを計算するツールを学ぶ講座となっています。これに実際の建物の数値を入れていく事によりパッシブハウスなのかそうでないのかを判断してくれるものとなっています
合計で3日間の講座で
ZOOMでの開催の為会社にて講座を見る用のパソコン、実際に自分でPHPPを操作する用のパソコン2台体制で参加しました
パッシブハウスの基準にある
年間の冷暖房需要が15kwh/㎡以外
(日本の場合は冷房需要+地域ごとの除湿需要も含まれます)
一次エネルギー消費量120kwh/㎡以外
50pa加圧時の漏気回数が0.6回以下
上記の数値をクリアしているかどうかをPHPPで判定していく事になります。
(漏気回数は気密測定での実測値を入れます)
認定項目としては3つと少ないですが上記の数値以下になるように実際の断熱の納まりや断熱構成、窓の性能や納まり日射を遮る周りの建物の影の影響換気ダクトに巻かれている断熱材の厚みダクトの長さ、などなどなどなどエクセルシート何枚にも及ぶ記載項目がありそれらを全て入力して初めてパッシブハウスになっているどうかを知ることができます
弊社ではパッシブハウス認定予定物件を含めると11棟の物件が完成または工事中となっています
それれらのパッシブハウスの計算は多くを設計のプランリーブルさんがおこなってくれていますが改めて大変さに気づくとともにここまで細かく計算された建物は間違いなく快適に過ごすことができる世界基準の家だと再認識することができました
PHPPを使いこなせるようになるのが当面の目標です(T ^ T)