こんにちは
今回は(仮)伊予パッシブハウス上野の家の
気密測定についてです
(仮)伊予パッシブハウスでは
断熱気密施工が終わり次の工程に進んでいます
その工程とは気密測定
計算だけでは表せないので
実際に機械を使用して測定を行います
気密性能が悪いと
・隙間風が入り冷暖房の機器が悪くなる
・24時間計画換気がしっかりと機能しない
・壁内結露を起こす可能性がある
など良いことがありません
弊社では気密性能の
C値:0.2c㎡/㎥以下を目標に施工を行っております
では実際の気密測定の結果はどうだったか・・
減圧法の結果は
C値:0.07c㎡/㎡
0.1を切る完璧な数値です♪
1回は隙間が無さすぎて測定不能のエラーが出ましたが
何とか測定することが出来ました
減圧法の次は加圧法です
機械を屋外に移動しての測定です
減圧法は室内の空気を外に出して空気がどれだけ室内に入るかを測定するものですが
空気が外に出るということは
外壁面の気密シートやサッシが内側に向いて引っ張られるということになります
日本の窓は外開きのものが多く使用されていますが
弊社で良く使用しているUNILUX社の窓やスマートウィンは基本内開き
YKKAPのAPW430も内開きが多くなっています
内開きなので減圧法で内側に引っ張られ
気密にとっては不利に働きます
逆に外開きの窓は有利に働きます
その為弊社では減圧、加圧を行い平均値を出すようにしています
加圧法の測定結果は
C値:0.05c㎡/㎡
減圧加圧の平均で0.06c㎡/㎡となりました
どちらも良い数値で施主様にも安心して頂けたのではないでしょうか♪
「(仮)伊予パッシブハウス上野の家」は
パッシブハウスの認定予定物件となります
パッシブハウスとして認定されるには
・年間冷暖房需要が15kWh/㎡
・一次エネルギー消費量が120kWh/㎡以下
・気密性能は50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下
上記の項目を満たす必要があります
その中で今回は気密測定を行いましたので
50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下
と言う数値を満たす必要があります
漏気回数はC値とは違いますので今回の結果を
漏気回数にすると減圧法では0.29回加圧法では0.21回
平均にすると0.25回となり基準の0.6回の半分以下となりました( ^^)
これからも完成に向けて丁寧に施工していきます♪