こんにちは
今回は現在建築中、
上棟から約2か月経過した
(仮)南久米パッシブハウスの
進捗状況についてです(^^♪
まずは屋外
現在は付加断熱を行っています
付加断熱とは壁の外側に付加する断熱のこと。
充填断熱を行うだけでは柱の部分が
熱橋(熱が出入りする場所)となります
赤で囲んでいるところが木熱橋
木は鉄などの金属よりも
熱を伝えにくいと言っても
熱伝導率は約0.12W/(m・k)
弊社が標準で使用している
ロックウールの熱伝導率は0.038W/(m・k)なので
木の方が約3倍も熱を伝えやすいということになります
施工前↑
施工後↓
その為壁の外にも断熱材を施工することで
熱橋を少なくし、家の性能を上げることが出来ます
上記の写真で施工しているのが
EPS:商品名ラムダボード
塗り壁の下地としても使用します(^^♪
その他の外壁では
仕上げのガルバリウム鋼板を貼り終え
(こちらは小波板横貼りです)
軒天の杉羽目板の施工は
エコウッドトリートメントという
自然系の保護剤を塗布して施工
次に室内です
室内では大工さんの造作が進んでいます
上記の写真は
杉赤身羽目板(柾目)の勾配天井です
杉の赤身は湿気に強く耐久性もあります
その為脱衣室や浴室にも使用
事務所の2階にあるモデルも
浴室の天井に杉の赤身を貼っており
見学に来られた方がよく
「腐らないのですか?」と聞かれますが
24時間換気が稼働しているので
常に空気が動き
腐ることはありません。
社長宅も、杉の赤身を貼って
約6年経過していますが全く
何もなっていないようです
24時間換気がしっかり機能する
高気密のお家だからこそできる仕様だとも言えますね♪
そして現在巾木の施工も行っています
いつも巾木は石膏ボードを貼った後にしますが
今回は順番が違います
理由は巾木の形にあります
巾木の見付を薄くするために
下の写真のようにUの字になっており
薄い方が仕上がりになります
施工するとこんな感じ↓
溝にボードを入れるように施工します
大工さんに話を聞いていると
昔の巾木もこのような形で
大きめのものがよくあったそうです
まだまだ見たことないものが沢山あります('Д')
もう少しすると造作の家具も入るようで楽しみです(^^♪