5月に入り日中気温も高くなりムシムシする日もありますね
そろそろ梅雨の前ぶりなのでしょうか?
アーキテクト工房Pureも賛助会員として活動している
パッシブハウス・ジャパン四国支部の勉強が開催されました
今回は久しぶりに高松に参加者で集まってリアル開催をと計画していたのですが
またしてもコロナの感染拡大の為オンラインに切り替えての開催となりました
いつになったら皆さんと直接集まり意見交換できるのでしょうね?
今回の四国支部勉強会のテーマ
『とっとりで生まれた、健康省エネ住宅を学ぶ』
以前にもブログで
の中でも少し書きましたが
鳥取県が実際にどのような経緯から健康省エネ住宅を県内に広める為に
どのような活動をして現在どうなっているのかを聞く事が出来ました
今回の講師は鳥取県庁住まいまちづくり課の槇原章二さん
やまのすみかさんの所の視察時にもわざわざ来ていただいてました
その時に今回の講演の依頼をしたのですが一緒に来ていただいていた上司の方が
即答でOKの許可を出して頂いて今回の勉強会となりました
鳥取県の省エネ住宅の現状として
平成13年~の「住宅性能表示制度」始まった時の調査では
現行の省エネ基準を満たしている住宅はたった8%しか普及していなかった様で
とっとり健康・省エネ住宅普及推進協議会を立ち上げて
省エネ住宅の健康効果について普及活動を開始されました
そして、鳥取県独自基準の策定に向けての予算化を行い
推進協議会との懇談会などを開いて国民会議理事長の伊加賀先生の講演を聞いてもらって
意見交換などを行い公的な基準策定に向けての予算化から
国の低い省エネ基準だけでは消費者が真に性能を選択することが出来ないなど
県独自の基準が必要であることを考えられ
パッシブハウス・ジャパン四国支部勉強会参加されました
その時の勉強会はアーキテクト工房Pure物件を使っての
西条パッシブハウス 《周布の家》 構造現場見学
松山パッシブハウスⅢ《東垣生の家》官営現場見学
そして一番意見交換が多かったと思われる懇親会
私もいろいろと意見を言わせえて頂いた記憶がありますね( ´艸`)
県独自基準検討のスタートの中でなんと鳥取県には4地域から6地域まである為に
内部結露防止まで検討されたとの事です
そして、消費者の意識を変え、需要側から市場をコントロールすることも重要なので
新築を予定している一般者・既に新築済に一般者との座談会を開催され
座談会での説明を受ける前のアンケートから説明を受けてからのアンケートでは
快適性(冬の寒さ)・光熱費が第1位に
やはり高性能な建物になると求めるものも変わりますね
断熱性能の検討では
経済的に全館空調でのシュミレーションを検討され
Ua値が最低でも0.5未満が必要であることを確認
気密性能
工務店に対しての技術研修等でフォローしC値1.0以下を基準値に決定
いよいよ鳥取県独自基準発表では鳥取県知事が令和2年年頭記者会見で
『令和2年は〝とっとり健康省エネ住宅”に取り組む』
と表明されるなどいかに鳥取県が性能の高い建物を目指すかが伝わりますね
パブコメを実施して基準の策定を図り県内設計者・施工者を対象に基準説明会など開催されたり
消費向けの講演会や県の取り組みの紹介を開催されその時の講師に
元パッシブハウス・ジャパン中国支部エリアリーダー福本氏が
〝暮らし方がどう変化するのか”講演され有料の技術研修では
前パッシブハウス・ジャパン理事松尾和也講演をされ300人以上の方が参加されたとの事
県独自基準の申請にあたり省エネ計算が必要となり県職員も研修会にされたり
付加断熱の納まりや気密施工の注意点を現場見学会を開催し勉強されたり
実際に完成しお住まいになっている消費者の声県のホームページにUPするなどして
普及活動を行っているそうです
話を聞いていると私たち工務店が高性能な建物建ててもらう為に行っている事と同じですね
今回の話を聞いていると鳥取県を見本に他県の行政の方たちの先頭を走って他県が鳥取県に続け
となる可能性がありそうですね
槇原さんの行なわれている事まさにドラマになりそうですね(^^♪
それとパッシブハウス・ジャパンが鳥取県に大きく貢献していたのですね
とてもうれしいことですね🎵🎵