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『田野上方の家』高断熱・高気密リフォーム 解体工事終了!

現場監督やまもとの現場日誌 No.48

 

今回は、前回少し触れた

『田野上方の家』の現場レポートになります!

 

リフォーム工事の第一段階の

解体工事が終わり、

壁や床、天井が取り除かれ

内部が露わになりました。

 

壁の中の結露による腐食や

シロアリの被害は

表面に現れることもありますが

ほとんどが

表面を剥がしてみないと

分からないのが現状です。

壁には、結露の後もなく

柱もシロアリや腐朽はしていませんでした。

床下の方も、

土台や大引きなどの木部に

シロアリの被害もなし。

コンクリートも破損なし。

まれに見られる

小屋裏でのシロアリの被害もなし。

木が腐食して腐っている部分もなく

とてもきれいな状態のまま保持されていました。

 

シロアリや腐食、腐朽などの被害は

見受けられず、

既存の骨組みをほとんどそのまま

受け継いでいくことができそうで

一安心です。


ここからは、

断熱・気密施工がメインで工事が進んでいきます!

設計段階の外周部の構成はこちら☝

 

新築のお家の違ってきている点が・・・

 

それは既存の土壁をそのまま利用するということです。

壁面の構成は、上の図面からも分かりますが

図にして描いてみました。

手前が室内側になります。

壁面の充填断熱部が

新築のお家だと

ロックウール60k 100㎜

が使われていますが・・・

 

田野上方の家では

グラスロンウール t=25㎜

土壁  t=55㎜

グラスロンウール t=25㎜

という構成になっています。

 

高性能の一つ

断熱の性能。

 

断熱性能は『熱伝導率』というもので表されます。

小さければ小さいほど、

断熱性能(熱の伝えにくさ)が高いことを示しています。

 

土壁の熱伝導率はどのぐらいかというと・・・

0.69 W/m・K

(住宅省エネルギー技術 設計者講習テキストより)

 

数値だけはいまいち伝わりづらいかと思いますが

弊社で使用している

ロックウール60Kの熱伝導率が

0.036 W/m・K

で壁には200㎜

天井に300㎜に施工されています。

 

これをすべて土壁だけで

同等の断熱性能を得ようとすると・・・・・

(壁の場合)

 

3833mmも土壁が必要になります!!💦

 

約4mの壁

あり得ませんね(笑)

 

そのくらいの断熱性能ということです。

では、なぜ土壁を残して断熱施工へと進んでいくのでしょうか?

 

 

気になると事ですが、今日はここまで

次回に、『土壁の秘密』について触れていきたいと思います!

 


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先月の

『山越の家』

『下三谷の家』に引き続き

今月も

お施主様のI様のご厚意により

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またとない機会になっています!

 

 

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2020年10月05日現場日誌| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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