9月もあっという間に半分以上終わりましたね!!
今月は一般に言う3連休が2回もありお出かけの予定など計画されていますか?
私はお休みを頂いてキャンプを計画しております(2週連続ですが・・・)
しかも前半は雨模様??
アーキテクト工房Pureの決まり事で使用禁止材料の事を少し書かせて頂きます
パッシブハウスの事務所を2012年に建ててから以降の全てのお客様のお家は
断熱性能を高めることを目的として外壁の柱の中だけの充填断熱ではなく
柱の外側にも断熱材を付加する施工を行っています
専門用語でいうと付加断熱とか外張断熱とかと言われています
屋根の下に入れる断熱材の厚さも現在は300㎜(10cm×3層)を標準とし
その他には基礎の外周部と基礎土間コンクリート下にも断熱材を敷き込んで
家全体を断熱材でくるんでいます
そして室内側には可変性のある気密シートを施工して全棟気密測定を行い
高気密になっている事を確認しています
気密測定は会社設立後の新築住宅はすべて行っていたので
新たに取り入れたことではありませんが!!
この気密測定の性能値も安定してきて現在では0.2㎝/㎡を軽くクリアーして
0.1㎝/㎡を切るような測定結果も沢山出てきています♪(職人さんに感謝です)
当然24時間換気システムは計画通りに機能します
このように高性能な建物を建てているとそのお家に住まう人だけではなく
地球環境にも大きく貢献しているなとすごく感じています
そこで5年くらい前から使用する材料で使用禁止としている材料があり
何故使用禁止にしているのかも理由があります
《使用禁止材料》
外壁材
サイディングボード
内装材
合板フローリング
既製品巾木・廻り縁・窓枠
塩ビシート既製品室内ドア
ビニールクロス
クッションフロアー
現場発泡断熱材
基本上記の商品は使用禁止としています
外壁材サイディングボードは種類も豊富でいろんな外観にもできます
でも長年年数が経って『いい味出てきたね』にはならないですよね!!
数年後もしどこかが割れたりすると一部部の修理をする場合でも
廃盤になっていて同じ商品有りませんので全面張り替えますか?
そんなことにもなりかねませんね
内装材
合板フローリングは違いますがその他の商品の原材料は何だと思いますか?
そうですすべて石油から作られています
皆さんは1日24時間の中で何らかの建物の中でいる時間は何%位ありますか?
たとえば、自宅、会社、学校、病院、スーパーマーケット
もしかしたら80~90%何らかの建物の中でいませんか?
もし90歳まで生きたとして1日90%位何らかの建物の中で暮らしていたとしたら
1日24時間約80年間はず~と建物の中にいて
外にいるのはたった10年程度しかいないのです
大げさな言い方をすると大きな石油製品でできたビニール袋の中で
80年間の間ず~と暮らしているのです
考えただけでもぞ~っとしませんか?
私たち呼吸をする人間が呼吸のできないビニールの中で過ごすより
呼吸をしてくれる素材の中で過ごした方がよくないですか?
あと、現場発泡断熱材について非常に簡単に断熱性能・気密性能も確保できるし
どんな形の所にでも発砲できとても施工業者にとっては便利な商品です
以前は使っていました(その当時のお客様ごめんなさい)
でもよくよく考えると土台、柱、間柱、梁、桁などの木材にこびりついているのです
何十年後その建物を解体しなくてはならなくなった場合分別できるのでしょうか?
解体後木材は2次製品として使われますが発砲断熱材がこびりついていたら
はたしてどうなのでしょうか?
又、万が一火災になったとしたら壁の表面だけではなく壁の中まで
石油製品を使っていたとしたら当然石油製品はは燃えやすいし燃える時には有毒ガスも出ます
石油製品しか選択肢がないのであれば仕方ないかもしれませんが!!
多少の金額の違いはあるかも知れませんが
出来るだけ呼吸してくれる自然素材を使用したいと思いませんか?
使用禁止にしている理由です
冬寒くもなく、夏暑くもないそして住む人にも地球環境にも優しい素材で施工した
高性能な建物(パッシブハウス)に住みませんか♪