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興味を持って、追及・探求し、本質を知ること

現場監督やまもとの現場日誌 No.45

 

皆さん

『エビングハウスの忘却曲線』というものを

ご存知でしょうか?

少し建築や家づくりとは関係が薄い話になりますが

お付き合いいただけると幸いです。

 

下の図のような曲線を

エビングハウスの忘却曲線と言います。

横軸が経過時間、縦軸が記憶(節約率)を表しています。

 

 

皆さんがよく見かけるのは

その曲線と復習との関係を示した

下のようなグラフではないでしょうか。

このグラフを見たときに

2時間後には約67%

1日後には約75%が忘れる

人はそんなにすぐに忘れてしまうのかと

読み取ってしまうのではないでしょうか。

そして復習すれば

記憶は定着していくと・・・

 

資格勉強のカリキュラムも

この忘却曲線の理論に沿って考えられていることが多いそうで

自分で調べるまでは

その考えが正しいと思っていました。

 

しかし、

ふとあるときに

この曲線を導き出すには

どのような実験が行われたのか

気になって調べてみることに。

 

調べていく中で、あるコラムで

この曲線は、人の忘れてしまう記憶を示したものではない

という記事を発見。

 

あえて初めの方にも書かせていただきました

記憶に関する節約率と言われるものを示したものになるようです。

 

記憶においての節約率とは・・・

ある程度時間をおいてから、もう一度記憶をするときにはどれだけ短縮されて記憶することができたのかを表したものになります。

 

 

例を示すと・・・

 

気密性能C値は

『家全体の隙間の面積』÷『延べ床面積』

という公式を理解して覚えるのに

5分かかりました。

 

次の日、

もう一度、気密性能C値について

覚えようとしたときは

2分で昨日理解した内容まで把握することができました。

 

前日、5分かかったものが

次の日には、2分で済んだ。

3分節約できたということになります。

これが『節約率』になります。

 

そのため、

何パーセント覚えているor忘れてしまう

という認識が少しずれていて

正しくは

時間が経過すると

覚え直すのに時間がかかってしまうということを

示したグラフということになります。


研究された元の論文は発見できず、

この研究について書かれたコラムも

まだまだあったので

この知識が正しいとはまだ思いませんが、

調べ出して思ったことが

固定概念とは怖いものだということです。

 

他人の言ったことを鵜呑みにして

あたかも自分の知識としてしまう。

 

また自分では

労力が割きにくいけど

知識としてほしいときには

専門家と名のついた人を頼りっきりになってしまうことも。

 

そうして得た意識や知識は

なかなか変えにくくなるかと思います。

 

今回思ったことは、

『~さんが言っていたから。』

『〇〇と言われたから〇〇なんだ』といった

自分で納得のいくまで追求せずに他人の意見や知識で完結してしまうことは恐ろしいということです

 

今回のエビングハウスの忘却曲線しかり

気づかないところで自分だけの固定概念が形成されているかもしれません。

 

これを見つけるには

物事に興味を持って、追及・探求すること

そして本質を知っていくことがいいのではないでしょうか。

 

多くの人が

一生に一度あるかないかの

『家づくり』

人生を大きく左右する選択になるかもしれません。

 

そんな大きな物事こそ

自分が理想とするお家の本質をぜひご納得するまで

追求していただければと思います。

 


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2020年09月24日現場日誌| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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