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窓ガラスの温度差によって起こりやすい、「熱割れ」

コロナ禍でのお盆休み、

皆さんどのように過ごしましたか?

いつもと違って、

近場やお家で過ごした

という方もいらっしゃることと思います。

 

今日からお仕事が再開されたところも多いのではないでしょうか?

 

弊社もお盆休みが終わり、

今日から営業再開となりました。

厳しい暑さが続いていますが、

気持ちを切り替えて業務に励みますので

よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

さて、話は変わりますが、

今日はお盆休み中にネットニュースを何気なく見ていて気になった、

「窓ガラスの熱割れ」

についてお話していきたいと思います。

 

 

熱割れは、

主に温度差が原因で

「ある日突然、窓ガラスが割れている!」

といったことが起こってしまう現象を言います。

【例えばのような感じです。

(無料写真サイト・写真ACさんからダウンロードしています<(_ _)>)】

 

 

窓ガラスからは話に入りにくいかもしれないので、

まずは身近なもので例をあげます。

 

「耐熱性でないガラスのコップに熱湯を注ぐと

そのコップが割れてしまった!」

という経験はありませんか?

 

これは、ガラスの特徴によって起こる現象です。

ガラスは、部分的に温度差が生じてしまうと

熱くなった部分が膨張する性質があります。

部分的な温度変化なので

温度変化がない他の部分はそのままの状態となるのですが、

この温度差は、

ガラスにとって苦しいもの。

ひずみが生じてしまい、

最終的にはひびが入ったり割れたり、破損してしまうと言います。

 

 

この現象はコップなどだけでなく、

窓ガラスにも同じようなことが発生してしまうそうです。

 

 

一般的な窓ガラスのうち、

日射が直接当たりやすい場所は中央部分で、

逆に周辺部は

サッシ枠内に呑み込まれているため日射を受けにくく、

またサッシや躯体へ放熱していきやすいので

中央部分に比べて低温で

膨張もしにくくなると言います。

 

ここで問題になるのが、

耐熱性能でないガラスのコップと同様、温度差によるものなのですが、

自然現象でもあるので

場合によっては防ぎにくいこともあるそうです。

 

 

窓ガラスの種類にもよりますが、

特に施工状態が悪く

エッジ強度が低下している場合だと、

さらに起こりやすくなると言います。

 

割れやすい条件となるのが、

網入りガラス

日が当たっている場所にあり、

室内が冷えている

といったものが揃っている時だそうです。

 

網入りガラスは、

金属製の網がガラス内に張り巡らされていて、

万が一ガラスが割れても飛散したり落下するのを防ぐ役割を担っていますが、

ガラス内に金属が入っている性質上、

どうしても金属部分が部分的に熱くなって膨張しやすくなってしまうので

温度差でも割れやすくなってしまうそうです。

 

 

 

 

 

「外気温35度、冷房設定温度18度」

というような家の中と外との温度差が大きい場合に発生しやすい

窓ガラスの熱割れ。

条件が揃って、

温度差が大きければ起こりうるものなので

夏同様、冬も起こるものだと言います。

 

しかし、そもそも設定温度を18度まで下げるとなると、

断熱や気密をはじめとするお家の性能がしっかりしている場合、

一般的に逆に寒すぎてしまうので

そこまで下げる必要がありません。

そうなると、

断熱や気密をはじめとするお家の性能にも

少なからず問題がありそうです。

 

窓ガラスの熱割れが

限りなく起こらないようにするためにも、

お家の性能についても

しっかりと考えてから

お家づくりを検討することを

おすすめします(^^)

 

2020年08月17日まじめな話| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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