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エアコンの風の不快には、お家の断熱や気密性能が関係している

本格的に暑くなってきた最近、

エアコンの冷房運転をすることも多いのではないでしょうか?

 

 

しかしついついエアコンを強運転にして直接風が当たるようにすると、

逆に寒くなって不快になってしまうことも。

それもあってか、

「エアコンの風が苦手だ」

と思ってしまうこともあるかもしれません。

 

 

では、そんな不快だと感じやすい

エアコンの風はどんな場所に多いのでしょうか?

 

思い返してみると、

学校電車オフィスお店など、

人が多く集まる場所に多いような気がします。

 

そんな人が多く集まる場所は

人から発生する熱の量も増えて室内温度が上がりやすいので、

夏場は特に、エアコンの設定温度を必要以上に下げることが多く

このような現象が起こってしまうと考えられます。

 

 

 

しかしそんな不快は、

エアコンの設定温度を必要以上に下げること以外にも、

「温度ムラ」が関係していると言います。

 

 

温度ムラが起こる原因となる一つに、

住宅の断熱や気密性能の低さがあります。

同じ形の建物でも住宅の性能が低いと、

エアコンの冷気や暖気が

お部屋の外に抜けていきやすくなってしまいます。

同時に、一部分が寒くて他の場所は暑いという

温度ムラも起こりやすくなってしまうと言います。

 

そうなると、

お部屋を涼しくもしくは暖かくしようとするエアコンは、

より多くのエネルギーを使ってお部屋を快適にしようとするので、

次第に寒く感じてしまいがちです。

 

 

それではそんな不快を

できる限りなくすにはどうしたら良いのでしょうか?

 

その効果的な方法の一つが、

住宅の断熱や気密性能を高くすることです。

 

住宅の断熱や気密性能が高ければ、

冷気や暖気が抜けにくくなるので、

温度ムラも起こりにくくなります。

 

そのため、少ないエネルギー

より快適な空間を維持できるようになると言います。

エアコンもハイパワーで使う必要がないので、

「風が強すぎて不快」と言ったことにもなりにくいです。

さらには、電気代もそのぶん安くなるので、

嬉しいこと尽くしなのではないでしょうか?

 

 

 

ここでもう一つ。

 

近年、猛暑が続いている影響なのか、

夜間も冷房なしでは寝られない人も多いのではないかと思います。

私もそうですが、

冷房を朝まで付けっ放しで寝ている毎日が続いてしまっています ^^;

 

しかし朝まで冷房を付けっ放しで寝てしまうと、

「朝起きた時の体のだるさ」

というものを感じてしまう

体験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?

 

 

そんな朝起きた時の体のだるさは、

「冷房病」だと考えられるそうです。

 

冷房病とは、

冷房の冷たい風によって自律神経が障害を起こし、

体温を調節してくれる機能がうまく働かなくなってしまうことで、

だるさや冷え、胃腸障害、生理障害などの症状を引き起こしてしまう

現代病と呼ばれるれっきとした病気の一種だと言います。

 

通常、人は体温が下がると、

いろいろな器官の活動力も下がるそうです。

寝ているときは体温も下がり、

この働きをしてくれるので

体の機能をお休みへと導いてくれます。

 

ところがエアコンを寝ている時を含めて一晩中つけていると、

体の温度が下がっている状態で、

必要以上の冷気にさらされることになります。

 

また、人は寝ているときに汗をかき、

汗をかくことで体温調節を行っている生き物ですが、

そもそも部屋が寒いと汗をかくことができずに

身体の中に熱がこもってしまうそうです。

同時に、毛細血管も血流量を減少させるため、

血の流れが悪くなってしまうと言います。

 

こうなってしまうと、

汗をかけなくて体内の熱を外に出せないのに

冷房の風で手足が冷えてしまいます

この状況はやはり体にとって

良くない状況で、

暑さに対応すれば良いのか

寒さに対応すれば良いのか

わからずパンクしてしまうそうです。

このパンクが、

「朝起きた時の体のだるさ」

に繋がってきてしまうというので、

便利なエアコンの使い方も考えるべき課題となりそうです。

 

 

 

 

 

「エアコンの風が不快」

こういった声は

扇風機の時代からエアコンの時代へと

本格的に変わった今だからこそ生まれているものだと思います。

 

しかしそんな不快に慣れてしまっているのか、

「仕方ない」と済ましているのではないでしょうか?

例えば、寒ければブランケットを膝にかけているほど。

しかし今はお家の断熱や気密といった性能をしっかりすれば、

「仕方ない」と済ますこともなくなりやすい時代です。

 

少ないエネルギーでより効率よく、温度ムラがない、

そんな快適なお家は暮らしても気持ちが良いものだと思います。(^ ^)

 

 

2020年08月08日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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