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太陽光発電は今後どうなるのか?メリット・デメリットから考える。

※※このブログは、新建新聞社さんの

あたらしい家づくりの教科書

参考にして書いています。※※


 

 

 

 

個人で導入しやすい太陽光発電

原子力発電がたくさん動いて

夜間電力が安かった時代から、

太陽光発電や風力発電など

再生可能エネルギーの時代に

シフトしようとしていると言います。

 

個人で導入しやすい再生可能エネルギーといえば

太陽光発電でしょう。

ポイントは、

太陽が出ている時間にのみ発電するところ。

夏のエアコンとは相性抜群ですが、

給湯冬の暖房の使用時間帯

発電量のピークとずれてしまうそうです。

 

 

冬は発電量が低くなってしまう

冬は夏に比べて、発電量が低くなりやすいと言います。

太陽光発電はその名前の通り、

太陽の光(日光)がエネルギーとなって発電してくれます。

ところが冬になると雪に見舞われる地域もあり、

その年の気象状況にもよりますが

愛媛でも雪が降る地域が存在します。

積雪量にもよりますが、

雪が太陽光パネルの上に被さってしまうと、

雪が障害物となってしまい

発電量が大幅に低下してしまうと言います。

 

雨の日でも少なからず発電はしてくれますが、

雪が太陽光パネルの上に降り積もっている方が

より障害が発生してしまうので、

雨の日よりも雪の日の方が

影響が大きくなってしまうそうです。

 

また、雪が降った翌日に晴れたとしても、

雪が積もったままでは太陽の光を十分に取り込めなくなってしまうので、

その晴れの日すら無駄になってしまうこともあると言います。

 

太陽光発電は確かに自然エネルギーの中で

一般家庭にも採用しやすい環境にもやさしい発電方法ですが、

天候に左右されやすいというデメリットも存在するので、

現状で言うと、

すべての電力を太陽光発電含む自然エネルギーにするというのは

難しい問題なのかもしれません。

 

かといって、原子力発電に頼るのも

3.11の事故ことがあるので

みんながみんな同意するとは考えられにくく、

そこのバランスをどうするかが

日本の今抱えている課題の一つなのではないでしょうか?

話が少し逸れたので戻しますが‥(>_<)

お家の性能を高めず

太陽光の設備を導入するして頼ろうとすると

上記で言った発電量の違いから特に冬場の発電量が足りなくなり

ミスマッチが起きる可能性が高まります。

 

せっかく今から家を建てるなら、

お家の性能とエネルギーの消費、発電が

ぴったりマッチするプランになれば良いそうです。

 

冬の暖房に使うエネルギーも

「高性能なエコハウス」にすれば、

そもそも暖房を使う頻度が減りやすく、

エネルギー消費も

一般的な従来の家に比べると圧倒的に減るので

冬の電力需要と供給のミスマッチはすぐに解決できるようです。

 

また、以前は太陽光発電パネルを

「たくさん設置して売電し、利益を得る」

という手法が経済的メリットもあり人気だったそうですが、

卒FITの影響で蓄電池を設置する家庭が増えてきたと言います。

 

 

卒FITとは?

卒FITとは、

FIT(固定価格買取制度)から卒業した発電設備をさす言葉です。

FIT(固定価格買取制度)では、

電力会社が10年間「余剰電力を買い取り続けること」

「その価格の維持」が法律で2009年に施行されましたが、

去年の2019年、今年の2020年と、

10年間という期間をぞくぞくと迎えており、

期間満了になる家庭が増えていると言います。

 

期間満了以降(卒FIT後)になると、

決まった売電価格制度ではなくなり、

電力会社との自由契約によって決まるようになるそうです。

 

例えば四国電力では、

FIT(固定価格買取制度)採用時の売電価格が

48円/kWhだったのに対して、

11年目以降の卒FIT後は7円/kWh

大幅に売電価格が減少してしまうことになるそうです。

 

実際にそのような動きは海外でも見られ、

太陽光発電の割合が

国内すべての発電量の40%になったというドイツでは、

売電価格が下がり、

自分の家で創った電力は

「売電せずに自分のところで消費したほうが良い」

という流れになっていると言います。

 

日本の現在の太陽光発電の割合は8%ほどですが、

日本には10年の期間があれど

結果的に売電価格が下がることに関しては

ドイツと共通している部分があり、

日本でも

「売電せずに自分のところで消費したほうが良い」

という流れになってきたとも言われています。

 

 

 

再生可能エネルギーの中でも、

最も個人で導入しやすいという太陽光発電。

 

しかしそんな太陽光発電も

使い方次第では最初の10年間はかなりお得になりますが、

現状は、11年目からは売電しても最初の10年間に比べると

利益があまり付かなくなってしまいます。

 

そうなってくると、

「自分の家でつくった分は自分の家で消費しよう」

そんな考えに至る方が多いのではないでしょうか?

そうなってくると今度はつくったものを貯めておく必要があるので

「蓄電池」が必須になってくるでしょう。

しかしそんな蓄電池を設置するにしても

初期費用というものはどうしてもかかってしまいます。

 

新しくお家を建てることを考えていて、

「そこまでお金を出せない…」

という場合は、

まずはそのような設備に投資する前に、

断熱や気密といった家自体の性能をあげることをおススメします。

 

 

 

 


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2020年07月09日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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