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高性能な家は資産価値が高くなりやすい

※※このブログは、新建新聞社さんの

あたらしい家づくりの教科書

参考にして書いています。※※


 

 

 

太陽光や給湯器などの設備機器は、年々安くなりやすい。

「どうしても予算が合わず、

太陽光発電お家の性能面、どちらも実現するのは難しい。」

という場合は、

どちらを先にやるべきかを考えるのが効率的だそうです。

 

太陽光や給湯器などの設備機器は、

技術革新のペースが早く、

後になればなるほど

高性能で安価になりやすい傾向があると言います。

 

例えば、およそ10年前に新築住宅を建てていたとします。

5年前、出力5kWの太陽光発電システムを購入していたとすると、

当時は1kW当たりの単価で60万円ぐらいはしたそうなので、

5kW×60万円=300万円ぐらいはかかったと言います。

では、もし10年前に

「300万円は高いな‥もう少し待つか」

と考えて、採用は見送ったとしましょう。

そして10年後の今、

リフォームで同じ5kWを設置しようと考えたとします。

リフォームの場合の現在の単価が

34万円ぐらいになっているそうなので、

5kW×34万円=約170万円で設置することができ、

10年前と比べて、半分近くも安くなっているそうです。

さらに技術の進化などで

10年の間に高性能で保証期間の長い商品

さらにお求めやすくなっていると言えるでしょう。

 

 

 

壁や窓の高断熱化は、後回しにすると高くつきやすい。

一方、高断熱化の場合はどうでしょうか?

同じくおよそ10年前に、

ZEH基準レベル高性能断熱材樹脂サッシを採用したとしましょう。

おおむね100万円もかからずにアップグレードできると言います。

ZEHについて詳しくはこちら

 

ではもし、

「100万円払うのがもったいない!」

と考えて、従来の一般的な家を建てたとします。

しかし、性能をないがしろにしたことで

お家が暑さや寒さの影響を受けやすくなってしまいました。

そこで、リフォームでZEH基準にしたいと考えた場合、

おそらく300~400万円ほど

断熱リフォーム費用がかかることになるそうです。

リフォーム工事は新築工事と異なり、

今ある部位を手作業で壊し新しい仕様で直し

同時に気密性も確保しなければならず、

施工が極めて難しい場合が多いと言います。

結果的に新築時の数倍もの手間がかかり

その分の手間賃も工事費用に含まれるので、

新築と比べたら割高になってしまうそうです。

 

 

 

設備機器は資産価値が低く、断熱は資産価値が高い

設備機器中心の省エネ住宅は、

建てた当時は最先端でも、

新しくてより良いものがどんどん出てくるので、

数年経ったら「型落ち」になってしまいやすいそうです。

そのため、設備だけで省エネした場合は、

瞬間的なエネルギー消費量では優等生ですが、

資産価値的には、劣等生になってしまうと言います。

だからこそ、

「寿命の長い建物の性能の基本である断熱性能は高める。」

これが、国際的に共通している省エネ対策「基本」だそうです。

住宅の資産価値を大切に考えているというスウェーデンなどでは、

断熱と設備機器が予算を取り合うということが基本的にはないと言います。

たとえ予算に限りがあるとしても、

ほとんどの場合、性能を優先するそうです。

 

 

 

ZEHが予算的に難しい場合、

まずは断熱性能をZEH基準以上にしてから

設備機器の価格下落のタイミングを見計らって

太陽光発電システムをリフォームで取り付ける

というのも効率の良い方法の一つです!

 

家の予算を合わせようと思ったとき、

設備を取るか、お家の性能を取るか

ぜひ目先の事ではなく

先を見据えた選択するとができると

結果的にコストパフォーマンスも良く

より快適な暮らしができる

お家が実現しやすいのではないでしょうか?

 

 

 

 


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2020年07月07日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure
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